■大竹しのぶがピアフの4度目の舞台再演、ピアフ楽曲のCD化、ピアフを歌うコンサートツアーの三位一体の特別プロジェクトを記者発表
映画、舞台、TVドラマ、音楽など幅広く活躍中の人気女優で歌手・大竹しのぶ(61)が8月15日、東京・渋谷区のビクタースタジオで「大竹しのぶ×エディット・ピアフ SHINOBU avec PIAF 2018-2019」と銘打った特別プロジェクト記者会見を開いた。
フランスのシャンソン歌手、エディット・ピアフが、1963年10月10日、47歳の若さで亡くなって今年で55年。いまなお世界中の人々に多くの感動を与え続けている伝説の歌手・ピアフが歌と恋に生きた激動の人生を、名曲とともに綴った大竹しのぶ主演の舞台「ピアフ」が、2011年秋に初演されて以来、大きな評価を集め、今年11月4日から12月1日まで4度目の再演が決定。
そして、ピアフの楽曲のCD化=全11曲を収録したアルバム「SHINOBU avec PIAF」(シノブ アヴェク ピアフ)がビクターから10月10日発売=、ピアフの楽曲を歌うコンサートツアー開催=来年1月17日に兵庫県立芸術文化センター、同25日に東京・Bunkamuraオーチャードホールで=。2018年から19年にかけて「舞台×ピアフ楽曲のCD化×コンサート」が三位一体となり、ピアフと大竹が時を超えてシンクロニシティーするトータルプロジェクトがこの日、発表されることになったもの。
最初に大竹が、昨年のNHK紅白歌合戦でも披露したピアフの代表曲「愛の讃歌」と、同じくピアフの代表曲「群衆」の2曲を熱唱した後、ピアフ舞台で共演する辻萬長、川久保拓司、駿河太郎、上遠野太洸の4人からバラを1輪ずつ贈呈された大竹は「4度目の舞台の上演が決まりましたが、舞台でピアフを見た人が、CDでもピアフの歌を聴きたいというご要望があり、やっとCDを作ることができ、彼女の命日にあたる10月10日にCDを発売します。4度目の再演ですが、みんなで1回、1回、必死になって作り上げるこの舞台が大好きなので、またそれを皆さんに届けられるうれしさでいっぱいです。ピアフの歌は、暗かったり、重かったりするのですが、強い歌が多いので、強い心を届けられたらいいなと思っています」とあいさつ。
舞台で共演する辻は「4回目の再演になりますが、しのぶちゃんが『私、限度。もう無理』と言うまでやり続けなければならないくらい価値ある芝居です。4回目でどれだけ面白くなるか、感動的になるか、どうぞご期待ください」。川久保は「ピアフのマネジャー役ですが、その激しい人生に振り落とされないように必死について一緒に走っていきたいと思っています。この美しい大竹しのぶさんと毎日会えるのが幸せです」。駿河は「しのぶさんと、がっつりお芝居ができるのが楽しみですが、個人的には海外の戯曲や歌のある舞台は初めてなので、先輩方に甘えて、必死に食らいついていきたいと思います」。上遠野は「ピアフを最も愛した男でいられるよう、ピアフの人生の最後を愛で彩ってあげられるよう演じたい」と話していた。
また、CDをプロデュースした坂本昌之氏は「大竹さんのお言葉の中に『強いピアフ』というワードがありましたが、大竹さんの意思、魂というか強い気持ちが込められたアルバムになっています」と話し、歌手・大竹しのぶについて「歌というのは、うまい下手ではなくて、どれだけ気持ちが伝わっていくものになるか…大竹しのぶさんじゃなければできない世界は間違いなく存在していまして、大竹さんが何を歌いたいか、何を伝えたいかが、今回のアルバムを通して大竹さんの世界観が表現されていると思います」と絶賛していた。
(サンニュース)
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