■香西かおりが東京・新宿文化センターで梅雨開けコンサート。カラオケで大ヒット中の新曲「酒暦」など全16曲熱唱
今年でデビュー31年目を迎え、30周年記念曲第3弾の新曲「酒暦(さけごよみ)」(詞・池田充男、曲・森山慎也=ユニバーサルミュージックから1月31日発売=が、エクシングが6月14日に発表したJOYSOUNDカラオケ上半期ランキング「2018年発売曲 演歌/歌謡曲ランキング」で第3位と、カラオケの定番曲にもなりつつロングヒット中の演歌歌手・香西かおり(54)が6月29日昼夜2回、東京・新宿区の新宿文化センター・大ホールで「2018 香西かおりオンステージ」と銘打ったコンサートを開いた。
1800席の会場は、昼夜ともに熱烈な中高年ファンで満席の中、「昨年5月25日にこのステージで30周年記念リサイタルをやらせていただきましたが、あれから1年以上がたち、年月がたつのは早いなあとびっくりしています。今朝、8時20分発の新幹線のぞみ号に乗って新大阪からやってまいりましたが、電車に乗っている間にどうやら梅雨が明けた模様でございます。ですから本日は、梅雨開けコンサートです。帰りには、すっきりした気分になって帰っていただければと思います。元気いっぱいに、そしてしっとりと一生懸命最後まで歌わせていただきます」と笑顔であいさつ。
1991年発売の大ヒット曲「流恋草」をはじめ、88年発売のデビュー曲「雨酒場」、30周年記念曲第1弾「わすれ花」、ギターバージョンによる「とまり木夢灯り」、カバー曲「木蓮の涙」、得意の民謡ナンバーから「津軽じょんがら節」「秋田長持唄」などを披露。
後半は、日本レコード大賞受賞曲「無言坂」、25周年記念曲「酒のやど」、最新シングル「酒暦」、それに30周年記念曲第2弾「標ない道」など全16曲を熱唱し、新曲「酒暦」について「私の日常を見てきたような歌です。『しあわせに 盃を… かなしみに ぐい呑みを…』。私の場合は、悲しくなくてもぐい呑みでいきます(笑)。どんなときもお酒が一緒で、いまの私の心情を歌ったような歌ですが、池田充男先生が見たままの私を書いてくださった本当に優しい演歌です」とアピール。
そして、デビューして31年目を迎え、「最初の10年は、必死で、ドキドキして、目をつぶって覚えたものが目を開けるとわからなくなってしまうくらい緊張していた時期です。20年は、せめて自分のために一生懸命歌って、ちゃんと自分で歌っていけるように、そんな思いで歌ってきました。そしていま、30年を越えて、聴いてくださる皆さんが『香西かおりの歌を聴いていると、ちょっと楽になるよね』『明日、頑張れるよね』と言ってくださるような優しい歌が歌えたらいいなと思っています」と話していた。
(サンニュース)
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