■第19回長良グループ「夜桜演歌まつり」が東京・板橋区で開催。山川豊、田川寿美、水森かおり、氷川きよしら全11組が出演。ゲストにささきいさおらが
長良グループが主催する、演歌活性化のための一大イベント「第十九回・長良グループ 夜桜演歌まつり~熱唱 春の祭典スペシャル~都内23区・23年をかけて……」が4月18日昼夜2回、東京・板橋区の板橋区立文化会館で開かれた。
毎年、桜の季節に都内23区を23年かけて回る演歌のビッグイベントで、2000年の北区(赤羽会館)からスタートし、今年で19回目。
今回の出演者は、山川豊(59)をはじめ、田川寿美(42)、水森かおり(44)、氷川きよし(40)、岩佐美咲(23)、はやぶさ=ヒカル(31)、ヤマト(24)=、藤野とし恵(71)、椎名佐千子(35)、辰巳ゆうと(20)、それにスペシャルゲストのささきいさお(75)、ビリケン=ビリー(37)、オクダケン(39)=の全11組。
1200席の会場は、昼夜ともに満席の中、昭和の名曲「東京ラプソディ」を、ゲストを除く全員で歌ってオープニングの幕を開けた。
山川が「1区1区、いろんな思い出があります。桜が満開の年や桜が散った年もありますが、今年は早く散ってしまい、今日は雨まで降ってしまいました(笑)」とあいさつ。
氷川が「きよしのズンドコ節」、椎名が「ソーラン鴎唄」、辰巳が「北へ帰ろう」、田川が「哀愁港」、藤野が「失恋(こい)に乾杯!」、はやぶさが「瞼の母」、山川が「アメリカ橋」、岩佐が「夢芝居」、水森が「鳥取砂丘」を歌った後、ゲストのビリケンが「ビリケン音頭」と「金メダル」、ささきが「宇宙戦艦ヤマト2202」と「黒い花びら」を熱唱。
後半の新曲コーナーでは、藤野が「水無川」、辰巳が「下町純情」、はやぶさが「蜘蛛男のダンス(シングルバージョン)」、岩佐が「佐渡の鬼太鼓」、椎名が「舞鶴おんな雨」、氷川が「勝負の花道」、水森が「水に咲く花・支笏湖へ」、田川が「春よ来い」、山川が、この日発売のニュー・シングル「今日という日に感謝して」、そしてファイナルは、同イベントのテーマ曲でもある山川のヒット曲「夜桜」の全24曲を歌い、最後まで満員の客席を楽しませた。
また同イベントは、毎年開催する区の福祉に貢献することを目的の一つとしており、今年も同公演の収益金の一部を、出演者を代表して山川が板橋区社会福祉協議会に贈呈。それに対して、同協議会常務理事の浅井浩氏より感謝状が贈られ、客席からは温かい拍手が送られた。
歌い終わって氷川は「僕はデビューしたのが2000年2月で、この『夜桜演歌まつり』には第1回目から出させていただいていますが、その1回目は緊張し過ぎて高熱が出たのを覚えています。今日という日に感謝してこれからも歌っていきたい」、水森は「毎年、客席が満開の笑顔ですし、楽屋も和気あいあいで、そのままの雰囲気がステージに出ていてとてもいいですね。『演歌まつり』とはまた違った『夜桜演歌まつり』ならではの温かい空気感を毎回楽しんでいます」、田川は「春というと自分がデビューした月でもあるので、毎回、この『夜桜演歌まつり』を通じて初心に戻ったり、来てくださるお客さまのお陰で今日があるんだなと感謝しています。今年は特に、ささきいさお先輩の『宇宙戦艦ヤマト』を聴かせていただき、日本人の魂が奮いあがるような感じがしましたし、頑張るぞという気持ちにもさせていただけてうれしかったです」。
そして、山川は「19回目ということで、あと4回だと思うと寂しくなりますね。次のプランはまだ考えていません。47都道府県? 僕はもういないと思います(笑)。毎回、たくさんの方に来ていただけてうれしいですし、あと4回、みんなで力を合わせて頑張っていきたい」と話していた。
(サンニュース)
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