■水森かおりが東京・中野サンプラザでメモリアルコンサート。昨年の紅白で着た巨大衣装を再披露
最新シングル「早鞆ノ瀬戸(はやとものせと)」(徳間ジャパンンコミュニケーションズから5月2日発売)が12万枚突破と大ヒット中の演歌歌手・水森かおり(44)が、デビュー23年目を迎えた9月25日、東京・中野区のサンプラザホールで「水森かおりメモリアルコンサート~歌謡紀行~」と銘打ったコンサートを開いた。
開演前、「私は24年目だと思っていて1年間違えていたので、1年得したような気がします」と持ち前の明るさで大勢の取材陣を笑わせながら「デビュー10周年の年からこのメモリアルコンサートをやらせていただいていますが、毎年、デビュー日にたくさんの応援してくださる皆さまに見守られながら素晴らしいステージで新しい一歩を踏み出すというのが何よりもうれしいことですが、年々、年を重ねていくごとにそういう気持ちが強くなります」と感激もひとしおだ。
約2000席の会場は、デビュー当時からの熱烈なファンらで満席の中、「東尋坊」でオープニングの幕を開け、オリジナルヒット曲から「松島紀行」「熊野古道」を歌った後、昭和の名曲カバーから「知床旅情」「コモエスタ赤坂」「みだれ髪」「街の灯り」、ポップスナンバーから「ヤングマン」「お嫁サンバ」などを披露。
後半は、連続ヒットを放ってきたオリジナル作品から「五能線」「島根恋旅」「釧路湿原」「鳥取砂丘」、新曲「早鞆ノ瀬戸」などを熱唱した後、ブラジルコンサートの模様をスクリーンで紹介。そしてファイナルは、昨年大みそかの「第67回NHK紅白歌合戦」で話題を呼んだ巨大衣装=白鳥をテーマにした高さ5・8㍍、幅9㍍の豪華ドレス=で「越後水原」を歌って客席を再び驚かせ、全26曲のプログラムで最後まで満員の客席を楽しませた。
その中で、実姉からの手紙が届けられ、司会者・西寄ひがしが朗読する場面では、客席と一緒に水森自身が胸を打たれるシーンもあった。
巨大衣装を再度着てみて、「最高にいい気分でした。いままでで一番高い衣装は8㍍弱というのがありましたが、今回は若干低めです。私は高いところが大好きなので、もっと上がったらいいなと思いながら最高の眺めで歌わせていただいてうれしかったです」と目を輝かせていた。
今年も山口県を舞台にした新曲がロングヒット中で、これまでに20の観光大使にも任命されたが、「日本を元気にしていけるお手伝いが少しでもできたらいいなと思います。このメモリアルコンサートが来ると年末まであっという間に時間がたってしまうので、一日一日を大事にしていきながらいい形で大みそかの舞台に行けたらいいなと思います。そして、今日着させていただいた巨大衣装のように真っ白な気持ちで頑張っていけたらいいですね」と話していた。
(サンニュース)
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