■市川由紀乃が東京・浅草公会堂でコンサート。島倉千代子、五木ひろしのカバー曲やポップス曲にも挑戦
デビュー25年目を迎え、最新シングル「はぐれ花」(発売・キングレコード)がロングヒット中の演歌歌手・市川由紀乃(41)が9月11日、東京・台東区の浅草公会堂で「市川由紀乃コンサート2017 唄女(うたいびと)」と銘打ったコンサートを開いた。
開演前から「今日は約1年ぶりの浅草公会堂でのコンサートになりますが、昨夜からかなりの興奮状態です。今回のコンサートは、かなり盛りだくさんの構成になっていますので、お客さまにびっくりしていただいたり、また懐かしい曲も出てきますし、いろんなコーナーがあるので、とにかく楽しんでいただきたいです」と、同公演にかける意気込みもひとしお。
会場は、約1200人の熱烈なファンで超満員=チケットは完売=の中、昨年大みそかの紅白初出場のステージでも披露した「心かさねて」でオープニングの幕を開け、「遠方からもたくさんのお客さまが駆けつけてくださり、感激で胸がいっぱいです。デビューして丸24年という月日がたちましたが、こうして歌わせていただいて、この舞台に立たせていただけるのも皆さまのお陰です。今日は、日ごろの感謝の思いを込めて、皆さまに『ああ、楽しかった』と、いっぱい、いっぱい笑顔になっていただけるそんなひとときがお届けできますよう精いっぱいつとめさせていただきます」とあいさつ。
オリジナルメドレーから「海峡出船」「一度でいいから」「流氷波止場」、2015年の大ヒット曲「命咲かせて」、昭和の名曲のカバーから彼女が尊敬する先輩歌手・島倉千代子の「愛のさざなみ」、同・五木ひろしの「待っている女」、同・美空ひばりの「ある女の詩」、ミニドレス姿で麻倉未稀のポップスナンバー「What a feeling~フラッシュダンス~」、現在ヒット中の新曲「はぐれ花」、ファイナルは今回のコンサートのために作られた「あなたがそばに」など全15曲を熱唱した。
新曲については「3月22日に発売させていただきましたが、日に日に手ごたえを感じています。月日が流れると、演歌・歌謡曲が大好きな方からの『新曲はいつなの?』というお声もありましたが、この『はぐれ花』では『まだ頑張っているね』というお声をいただいていますし、私は一つの曲を長い期間、歌っていきたいという思いがつねにありますので、2017年はこの歌で頑張っていきたいと思います」。
また、「今年も紅白連続出場を目指しますか?」という記者からの質問には「最後まであきらめず、マイペースで、年末まで走ることなく、ゆっくりと地に足をつけて歩いていきたいと思います。1年を締めくくる日にまたうれし涙を流してみたいですし、笑顔で新しい年を迎えられたらいいですね」と意欲を燃やしていた。
11月8日には、昭和歌謡カバーアルバム「唄女Ⅱ~昭和歌謡コレクション」が発売されるが、その中には久保田早紀の「異邦人」も収録。「演歌・歌謡曲はもちろん大好きですが、いろんなジャンルの曲、ジャズやシャンソンなども歌っていきたい」と話していた。
(サンニュース)
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