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■神野美伽が大阪・ 梅田クラブクアトロ5周年に登場。演歌とロックの融合で会場沸かせる。先輩ペギー葉山さんの歌も披露

公開日: : ニュース

演歌歌手・神野美伽(51)が4月18日、大阪・大阪市の梅田クラブクアトロで開かれた「クアトロ・ミラージュ」と題した梅田クラブクアトロ5周年企画ステージに、演歌とロックのアーティストから成る異色ユニット「神野美伽+古市コータローwithクハラカズユキ」で登場した。

神野美伽(その1)

対バン相手は、結成25周年を迎えた仲井戸麗市と土屋公平によるレジェンドバンド「麗蘭」。この顔合わせは梅田クラブクアトロがオープン5周年を迎えるにあたり、4月13日のオープン記念日を皮切りに12日間のアニバーサリー公演が連日行われている中で実現。EGO-WRAPPIN’、加山雄三率いるTHE King ALL STARS、The Birthday、などお馴染のアーティストから、洋楽アーティスト、そしてクアトロならではのスペシャルな対バンまで、豪華ラインナップで開催され連日多くのファンが詰めかけている。

ステージに登場した神野は、挨拶代わりに演歌の名曲「リンゴ追分」をアカペラで披露すると、会場からは大きな拍手が沸き起こり、その後「座頭市子守唄」「石狩挽歌」「恋の季節」と演歌の名曲を古市コータロー(THE COLLECTORS・52)のエッジの効いたギターと、クハラカズユキ(The Birthday・48)の躍動感のあるドラムによるロックアレンジで歌唱。

途中、神野は「初体験のライブハウスがこんなに臨場感があって、お客さんが近いこの環境がやみつきになりそう! 」と話し、古市は「自分も楽しい。演歌カッコイイですねー!」とステージを盛り上げた。

今月12日に急逝したペギー葉山さんが歌った「切手のないおくりもの」を歌唱した際には「同じレコード会社の後輩として大変可愛がっていただきました」と急な別れを惜しんだ。

神野美伽(その2)

その他、ムッシュかまやつ氏が歌ったアニメソング「やつらの足音のバラード」なども歌唱するなど幅広い選曲で楽しませていた。

この組み合わせでのライブは昨年の夏フェス「オハラブレイク2016」で初めて実現。神野が2014年から続けているニューヨークでの演歌ライブの情報に興味を持った関係者により組まれた1回限りのユニットの予定だったが、来場客の反響が話題を呼び、次々と公演が決定。この日のステージを迎える運びとなった。クハラは「今日のクアトロのステージも素晴らしいですが、オハラブレイクのロケーションの中でのライブもまた違った良さがあります。皆さん、ぜひ見に来て下さい」と話した。

神野は紅白出場経験を持ち、昨年末「第58回 輝く!日本レコード大賞」出演するなど本格派としての実績を重ねる一方、前述のNYで演歌ライブや、夏のロックフェス参戦、他ジャンルのアーティストとのコラボなどを積極的に行っている。その原動力となっているのは『演歌の新たな可能性に挑戦したい』という想い。これまでにない活動が国内外から話題を呼んでおり、演歌界に新しい風を吹かせている。

神野美伽(その3)

ライブ当日も神野オリジナルの切り口で演歌魅力を表現し、「自分の挑戦を見ていてくれた方々がこのように素晴らしい出会いを下さる。演歌はカッコイイものだということをこれからも多くの方に発見してもらえるように頑張りたい」と話すと、会場からは大きな拍手が沸き起こった。

このユニットによる音源の商品化の要望も多く、来月17日に発売される新曲「石狩哀歌」のカップリングに北原ミレイが歌った名曲「石狩挽歌」をライブレコーディングした音源が収録されることに。

発売に先駆け、音楽配信サイトでの先行配信がライブ当日の18日からスタートされることが発表されると、ファンからは歓喜の声が上がった。全身全霊のステージは大好評に幕を下ろした。

来年35周年を迎えるにあたり、現在記念アルバムを制作中。来年からの記念イヤーに向けてますます加速する神野美伽から目が離せない。

(サンニュース)

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