■内藤やす子が原宿クロコダイルで復活記念スペシャルライブ。10年ぶりのライブで元気いっぱいに全9曲熱唱
「弟よ」「想い出ぼろぼろ」などのヒットで知られ、6月29日に発売したニュー・シングル「あなたがいれば」(発売・ユニバーサルミュージック)がヒット中の歌手・内藤やす子(65)が26日、東京・渋谷区の原宿クロコダイルで復活記念スペシャルライブを開いた。
1975年に「弟よ」でデビューして以来、数々のヒット曲を放ち、第一線で活躍してきたが、2006年5月、福島県内でのディナーショー中に突然、脳出血で倒れ、約3カ月間入院。その後、失語症、右半身マヒ、認識障害、記憶障害を伴う後遺症などに苦しみ続けてきた。しかし、1995年に結婚した夫のマイケル・クリスティンソンさん(44)=英会話教師=の献身的な介護でリハビリに励み、周囲の人たちの助けや自らの強い意志で、奇跡的に歌が歌えるようになるまで回復した。
2015年5月、所属事務所社長から「もう一度、歌ってみたいか」と聞かれ、「ぜひ歌いたいです」と返事したことからボイストレーニングが始まり、今年3月、TBSテレビ「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」に出演。その番組の最後に10年ぶりに初めて人前で自身の大ヒット曲「弟よ」「想い出ぼろぼろ」「六本木ララバイ」を歌って、大反響を呼んだ。
そんな数々の困難を乗り越えての復活ライブに約100人の熱烈なファンが詰めかけ満席の中、「いまのありのままの私を見てください」と元気な笑顔を見せながら大ヒット曲「想い出ぼろぼろ」をはじめ、「六本木ララバイ」「弟よ」「あなたがいれば」など、アンコール1曲を含めて全9曲を熱唱。新曲「あなたがいれば」では、感極まって歌えなくなるシーンもあったが、大病を克服しての10年ぶりのライブとは思えない見事な復活ステージで最後まで客席を楽しませた。
そして、「まさかステージに立てるとは思ってもいなかったので、こうしてライブができるようになってとてもうれしいです。歌うのは、本当に楽しいですね。でも、まだ完全復活ではありません。いまはまだ40パーセントぐらいかなと思っています。100パーセント復活は無理としても、あと1年ぐらいで90パーセントぐらいまでは復活できると思います」と話していた。
また、内藤が「ライブは10年ぶりになりますし、新曲を出すのは、12年ぶりなんです。レコーディングは楽しかったです。新曲『あなたがいれば』は、主人のことを歌った歌です」と言うと、横にいたマイケルさんは「恥ずかしいですね」と照れながら「また歌うことができるようになってうれしいです。それに、新曲が出たのがうれしかったですね。何よりも歌っている彼女の姿は、カッコいいです」と笑顔を見せた。
今後は「ライブは絶対やっていきたい」と意欲を燃やし、彼女の壮絶なライフストーリーの主題歌ともいえる「大切なあなたがいるから生きていける」とうたったバラード曲「あなたがいれば」で「年末の紅白を狙いますか?」という記者からの質問に、ちょっと考えながら「ウーン、出たいですね。…でも、無理でしょ」と遠慮しながら答えた。
(サンニュース)

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