■「コロムビアうたまつり」で細川たかし、冠二郎、新沼謙治ら全12アーティストが共演。美空ひばりと島倉千代子による世紀の競演の秘蔵映像も公開
演歌・歌謡曲ジャンルのより一層の発展を目的に企画された「コロムビアうたまつり2016」が6日昼夜2回、東京・中野区のサンプラザホールで開かれ、細川たかし、冠二郎、新沼謙治ら日本コロムビア所属の演歌・歌謡曲系アーティスト全12人による熱唱ステージが繰り広げられた。
昼夜2回行われ、昼の部は、細川たかし(66)をはじめ、冠二郎(72)、新沼謙治(60)、若山かずさ(52)、走裕介(42)、出光仁美(31)、松阪ゆうき(34)、村木弾(36)、それに五月みどり(76)、弘田三枝子(69)の全10人が出演。
夜の部は、五月と弘田の2人が初代コロムビア・ローズ(83)と伊藤咲子(58)に替わり、昼の部の出演歌手と合わせて全10人が出演。
昼の部には約2000人、夜の部と合わせて約4000人のファンが詰めかける中、細川たかしの「浪花節だよ人生は」でオープニングの幕を開け、細川が「こんなにたくさんの方々が来てくださるのは大変なことだね、冠くん」と冠に向かって聞くと、冠は「感無量です」と言って会場は大爆笑。
すかさず細川が「最近、結婚したそうだけど、どこで知り合ったの、あんなきれいな女性と?」と質問すると、照れくさそうに冠は「熱海に仕事で行ったとき、そこにステージの手伝いに来ていた女性と知り合いました」と、冒頭から盛り上がりながら新沼謙治が「嫁に来ないか」、冠二郎が「旅の終りに」、昭和歌謡の名曲から出光仁美が「新宿の女」、走裕介が「兄弟船」、今年2月に舟木一夫プロデュースでデビューした作曲家・船村徹さんの最後の弟子・村木弾が「ござる~GoZaRu~」、昨年10月にデビューした松阪ゆうきが第2弾シングル「南部恋うた」、走裕介が新曲「北の傷歌」などを熱唱。
コロムビア黄金時代を飾った数々のヒット曲の中から弘田三枝子が「人形の家」、五月みどりが「おひまなら来てね」などを披露。また、美空ひばりと島倉千代子が、同会場のステージに立ったときの秘蔵映像を公開し、世紀の競演が大スクリーンでよみがえった。
続いて出光仁美が新曲「涙のお酒」、若山かずさが新曲「蛍火の恋」を歌った後、新沼謙治がロングセラー中の自作詞・曲「ふるさとは今もかわらず」と最新シングル「俺の昭和が遠くなる」、細川たかしが「矢切の渡し」「北緯五十度」「望郷じょんから」など、懐かしい名曲から最新曲まで全30曲のプログラムで最後まで満員の客席を存分に楽しませた。
夜の部では、伊藤咲子が「ひまわり娘」、初代コロムビア・ローズが「東京のバスガール」などを披露。昼の部と同様、全30曲のプログラムでレジェンド・スターから新進気鋭の若手までコロムビアが誇る名歌手たちによる豪華絢爛なステージで客席を魅了した。
なお、美空ひばりと島倉千代子が一緒のジャケットに載った唯一のシングルレコード「つばなの小径(美空)/白い小ゆびの歌(島倉)」が復刻版としてCD化され、会場限定で販売。
(サンニュース)
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