由紀さおりが一夜限りのスペシャルライブ。日本の名曲カバーを熱唱。新曲「人生という旅」披露
1960年代の歌謡曲から厳選した名曲をカバーした最新アルバム「VOICEⅡ」=ユニバーサルミュージックから昨年9月10日発売=がロングセラー中の歌手・由紀さおり(67)が28日、神奈川・横浜市のモーション・ブルー・ヨコハマで「VOICE~スペシャルライブ in 横浜」と銘打った一夜限りのスペシャルライブを開いた。
「VOICEⅡ」は、彼女の美しいVoice(歌声)とコーラスをメインにしたサウンドで60年代~70年代の歌謡曲から厳選した名曲をカバーして2014年に発売したアルバム「VOICE」の続編で、「日本の歌謡曲には、先輩たちが残してくださったいい曲がたくさんありますので、それを生の音で聴いていただけるようなライブにトライしたいなと思ってここで歌わせていただくことになりました」として、この日のステージはそのVOICEシリーズからの選曲で構成。
1000人を超える応募者の中から抽選で50人のファンが詰めかける中、「ラストダンスは私に」をはじめ、「四つのお願い」「街の灯り」「夜霧よ今夜も有難う」「黄昏のビギン」「知りたくないの」、アンコールで自身の大ヒット曲「夜明けのスキャット」など全14曲を熱唱した。
その中で、2月10日に発売するニュー・シングル「人生という旅」(「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE」主題歌)も披露した。
2011年に発売した『1969』=米国のジャズオーケストラ、ピンク・マルティーニとのコラボレーションアルバム=では、60年代の名曲をカバー。世界各国で発売され、大ヒットしたが、「60年代の曲というのは、ボキャブラリーが豊かですし、女心を表現する言葉とメロディーの一体感が魅力ですね。日本語の言葉の裏側には、せつないいろんな思いが込められていると思って私は歌っているんですけれども、そこを想像して聴いてくださるのが難しい時代になっている。みんな映像で紹介してくれるから…。でも、人が想像していることって一つじゃない。自分が歌うことにとって百人の人が百通りの想像がかき立てられような歌唱を目指したいなと思っています」
今回の「VOICE」というアルバムでは、「原曲をリスペクトしつつ私の世界により近づけるようなアレンジをしていただいて2枚のアルバムを出しましたが、そこをもっとアピールしたいなと思い、その一つのトライが今日のライブです。若い人たちに、『日本語って、こんなにすてき』ということを私の歌で伝えていけたらいいですね」と話していた。
(サンニュース)
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