細川たかしの新曲「北岳」の歌碑が山梨・南アルプス市に建立。記念式典で「北岳」を大合唱
今年で芸道40年を迎えた演歌歌手・細川たかし(65)の同記念曲「北岳」(詞・志賀大介、曲・望月吾郎)=日本コロムビアから8月19日発売=がヒット中のなか、山梨・南アルプス市の「完熟農園」の敷地内に同曲の歌碑が建てられることになり14日、同所で歌碑建立記念式典が行われた。
この日は、朝から雨という悪天候にもかかわらず新曲を作詞した志賀大介さんや作曲の望月吾郎さんら関係者のほかに約1000人ものファンが詰めかける中、「北岳」の歌詞がつづられた歌碑=大きさは、天地180㌢、幅210㌢=の除幕式を見守り、その後、参加した人たちの前で新曲「北岳」をはじめ、「北酒場」「矢切の渡し」など全6曲し、最後に「北岳」を全員で大合唱。ファンサービス旺盛の彼は、当初、2曲の予定だった歌を6曲も歌ってみんなを喜ばせ、大盛況の式典となった。
細川は「北岳が二番目に高い山だとは知りませんでした。北岳の南アルプス市を知らない人も多いだろうし、この歌が北岳の南アルプス市を知るきっかけになってくれればうれしいです。今回は、市長をはじめ、地元の方々の熱意を感じました。歌碑も作ってくださって、北岳周知の一翼を担えればうれしいです。『北岳ってすごいんだな』、そう知ってもらうのにもこの歌がもっともっと広まればいいですね」と話していた。
その後、交流会が開かれ、サプライズで「やまなし大使」と「南アルプス市観光大使」の任命状を受け取り、「この歌碑を大事にしてくださいね。間違っても歌がうまくなろうと思って削って持ち帰らないように…」とジョークを飛ばしながら「この『北岳』が富士山の次に高い山だということは意外と知られていないので、是非ともそれをアピールしていきたいですし、全国の方々に浸透させたいですね。40周年の大きな歌をこういう素晴らしい会場で歌えたこと、そして歌碑ができたことは本当に喜ばしいことです」と感激もひとしおだった。
南アルプス地域は、昨年6月12日に生態系の保全と接続可能な利活用の調和を目的とした「ユネスコエコパーク」に登録。それを機に、同曲は「南アルプスユネスコエコパーク登録応援歌」&「南アルプス世界自然遺産登録応援歌」としてさらに注目度を増している。今回の歌碑が完成したことで、地元では、南アルプス市の観光のメッカにしたいと、大きな期待を寄せている。
「北岳」は南アルプスにそびえる標高3193㍍の日本で2番目に高い山で、その北岳をテーマにしたスケールの大きな作品を細川が、持ち前の歌唱力と男らしい凜々しさで歌い上げて人気を博している。
(サンニュース)
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