キングレコード歌謡選手権全国決勝大会で川上真裕美さんがグランドチャンピオン受賞。角川博と水城なつみがゲスト出演
大手レコード会社のキングレコードが、カラオケ文化の普及と音楽文化の向上発展を目指して平成13年2月1日に開講して今年で15年目を迎えた「キングレコード歌謡文化アカデミー」(略称・KBA、会長・大澄雅人)が主催の「2015年キングレコード歌謡選手権 全国決勝大会」が25日、東京・港区のメルパルクホールで開かれた。
今年で連続15回目を数える全国規模のカラオケ大会で、年齢別に若いコースから「プラチナコース」(45歳以下)、「ルビーコース」(46~57歳)、「エメラルドコース」(58~63歳)、「ダイヤモンドコース」(64~69歳)、「ゴールドコース」(70歳以上)の5部門に分かれ、全国の地区大会を勝ち抜いてきた全107人がこの日の決勝大会に臨んだ。
作曲家・山田年秋さん、同・四方章人さん、キングレコードの竹内涼ディレクターの3人が審査員を務める中、ゴールド(31人)、ダイヤモンド(26人)、エメラルド(21人)、ルビー(17人)、プラチナ(12人)の順に各コースの出場者たちが優勝を目指して自慢のノドを競い合った。
その結果、各部門での優勝者の中から選ばれる最高位のグランドチャンピオンには、プラチナコースで椎名佐千子の「早春慕情」を歌って優勝した音楽大学1年生の川上真裕美さん(19)=東京都在住=に決定。川上さんは「このKBAの大会は今年が6回目の出場で、昨年は準優勝をいただきましたが、今回初めて優勝できてすごくうれしいです。しかもグランドチャンピオンになれて大感激です。将来の夢は、歌手になることです」と満面の笑顔を見せていた。
また、審査発表・表彰前にキングレコード所属の演歌歌手・角川博(61)と、同大会で2012年度のグランドチャンピオンに輝き、デビュー3年目を迎えた演歌歌手・水城なつみ(21)の2人がゲスト出演。
最初に水城が、デビュー曲「泣いてひとり旅」と新曲「曽々木海岸」の2曲を歌い、「3年前にこの大会でグランドチャンピオンをとらせていただいて、それをきっかけにデビューさせていただきました。私も3年ぶりにこのステージに立たせていただいて、あのころを思い出してすごく緊張しました」と話していた。
続いて角川が、新曲「蒼い糸」(五木ひろしプロデュース)をはじめ、「雨の函館」「伊豆の雨」、故・美空ひばりさんのものまねで「悲しい酒」など全8曲を熱唱。その中で「KBAの大会に全国から集まっていただき、今日は何人かの方が私の曲を歌ってくださいましたが、角川博も皆さまのお陰さまで40年目を迎えさせていただきました。音楽は音を楽しむものでして、音苦になってはだめです。歌は楽しみながら笑顔で歌ってください」と話していた。
(サンニュース)
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