アニソン界の大王、ささきいさおがデビュー55周年記念バースデーライブ。後輩の堀江美都子とデュエットも披露
「アニメソング界の大王」と呼ばれ、半世紀を超えていまなお第一線で活躍中の歌手で声優・ささきいさお(73)が17日、東京・千代田区のよみうり大手町ホールでデビュー55周年記念バースデーライブを開いた。
前日16日に73歳の誕生日を迎え、「もう73ですが、自分でも信じられないですね。老骨に鞭を打って頑張っています」と笑いながら「今日は最後まで歌えるかどうかやってみないとわかりませんが、30曲ほどですから何とかなると思います(笑)」と元気いっぱい。
この日のチケットはすぐに完売となり、500席の会場は熱烈なファンで満席の中、「銀河鉄道999」の星野鉄郎を演じた声優・野沢雅子とメーテルを演じた声優・池田昌子のナレーションでスタートし、人気アニメソングから「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「ゲッターロボ!」「たたかえ!キャシャーン」(新造人間キャシャーンOP)、「秘密戦隊ゴレンジャー」、かつてレッスンを受けた作曲家の故・吉田正さんのヒット曲から「おまえに」、エルヴィス・プレスリーのナンバーから「好きにならずにいられない」「I need your love tonight」など全30曲を熱唱した。
また、アニメソング歌手&声優・堀江美都子(58)、声優&ナレーター・森功至(もり・かつじ、69)声優&講談師・一龍斎春水(62、旧芸名・麻上洋子)、漫画家・松本零士さん(77)がゲスト出演し、思い出話に花を咲かせた。
堀江とは、秘密戦隊ゴレンジャーのオープニングテーマ「進め!ゴレンジャー」をデュエットし、「ミッチとゴレンジャーを歌ったのがきのうのことのようだね」と懐かしみ、堀江は「今日も声がばっちり出ていますから、60周年、70周年もやっていただけると思います」と笑顔を見せていた。
昔と変わらないキーで歌い上げ、パワー全開のステージを務めたささきは「元々、低い声でして、年を取ってからは逆に上のほうが伸びているので歌っていて楽ですね。元々、丈夫で太い声なので、まだ大丈夫かなと。
ボイストレーニング? 特にやっていませんが、体のトレーニングで筋力が衰えないようにしています。週に少なくとも1、2回はジムに行ってエアロビクスをやっています。テレビを見ながらスクワットもやっています。下半身が衰えると声が駄目になるので、それは気をつけています」と、日頃から体力が落ちないよう気をつけていることを明かした。
55周年を振り返って、「和製プレスリーでデビューしたのが17歳でしたから早いものですね。55年を振り返ると、苦労した思い出のほうが多いです。歌がヒットしたらしたで苦労するし、当たる前は劇団に入って貧乏生活を送っていたりしましたからね。でも、アニメソングを歌ってきて本当によかったなと思います。いい作品に恵まれたからこそこういうライブができるわけですから、これからも声が続く限り歌っていきたい」と話していた。
そして、「声優はいまでもスタローンなんかをやっていますが、俳優業はご無沙汰していますね。昔、君は年取ったらいい役者になるよと言われましたので、その言葉を信じて、チャンスがあったらぜひやってみたい」と、73歳になってもまだまだ意欲を燃やしていた。
(サンニュース)

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