ニーウン 菊田くみ子ディナーショーにゲスト出演!「いっそベッサメ・ムーチョ」を披露
1月17日、ニーウンが東京・渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルのボールルームに出演した。
これは、同所で開かれた、ハワイアン・バンド”カパリリ”とフラの菊田くみ子によるディナーショーのゲストとして歌を披露したもの。
ニーウンは韓国の出身で、現在も同国を拠点に活動するが、東京産業大学経営情報学部を卒業し、1993年にキングレコードより「貴方にシャツを買いました」をリリースするなど、日本との馴染みも深い。
昨年、母国で発売した「Besame Mucho」が好評を博していることから1月14日、同曲の日本語盤を徳間ジャパンコミュニケーションズよりリリース。当日は、カパリリとの共演前にソロでステージに登場。日本での歌手活動は久々となるため「とても緊張しています」と話しながらも「頑張りますので応援してください」と、日本語盤「いっそベッサメ・ムーチョ」とカップリングの「ナパヨ」を披露した。
演歌・歌謡曲ファンなら”ベサメムーチョ”と聞いて、ラテンの名曲の他に、桂銀淑の「ベサメムーチョ」、又は川上大輔の「ベサメムーチョ」を思い出すのではないかと思うが、「いっそベッサメ・ムーチョ」は、桂銀淑のヒット曲に近い印象。
桂銀淑には他に「大阪暮色」「すずめの涙」などのヒットがあり、和風の演歌よりは現代的なセンスを感じさせる曲調で、カラオケ愛好家の間でも高い人気を誇ったが、ニーウンの新曲が感じさせるのは、まさにその雰囲気。「懐かしい!」と感じる方もいるかも知れない。
「懐かしい」のは、それが日常ではないからで、つまり「いっそベッサメ・ムーチョ」のような作品は、しばらくの間ありそうでなかった、或いはメジャー・ヒットになっていなかったということ。
桂銀淑作品以外に木下結子、門倉有希の「ノラ」辺りが好きな向きには歓迎されるだろうタイプなので、あとはニーウンとスタッフが、同曲をどれだけ魅力的にPRできるかに掛かっている。
韓国ではソウルのセジョン大学大学院を卒業した才媛でもある彼女。パンチ力としなやかさを併せ持つ歌声を活かして、再びの日本でどこまでその存在感を高められるか、注目してみよう。
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