決意と感謝を胸に…丘みどり、ニューシングル「椅子」発売記念インタビュー
丘みどり
ニューシングル「椅子」発売記念インタビュー
2014年5月14日、待望のニューシングル「椅子」を発売した丘みどりさん。
今作は、10周年記念曲でもあり、丘みどりさんにとっての“大切な人”をテーマとするなど、様々な想いが交差したシングルとなっています。
「椅子」にかける、丘みどりさんの決意と感謝を伺いました。
椅子=居場所
──では、まず、今作は10周年記念曲ということですが、この10年間を振り返っていかがでしたか?
丘みどり「あっという間でした。嬉しいこともつらいこともたくさんあり、内容の濃い10年でしたね」
──今までで印象に残っているお仕事はありますか?
丘みどり「デビュー曲で初めてNHK歌謡コンサートに出演させていただいた時は、「人ってこんなに緊張するんやな」って思うくらい緊張しましたね。あとは、つい最近放送されたテレビ朝日系『関ジャニの仕分け∞(エイト)』。この番組に出演させていただいたこともかなり思い出深いです。この2つは本当に緊張しましたね」
──今や、紅白歌合戦への登竜門とも言われるNHK歌謡コンサートは、やはり、思い出深いステージなのですね。
では、ニューシングル「椅子」について。この楽曲を発売することになった時のお気持ちはいかがでしたか?
丘みどり「テーマを何にするか、というところから作詞作曲の先生方とお話しをさせてもらって、どんな楽曲にするのか一緒に考えました。お母さんをテーマにした楽曲はずっと歌いたかったんですが、人前でお母さんのことを歌ったり語ったりするような気持ちにはなれなくて。気持ちの整理がなかなかつかなかったんですね。でも、7回忌も終わって「やっと歌える」という気持ちが出てきて。だから、この曲を作っていただいた時は本当に嬉しかったです」
──では、「お母さんの歌を歌わない?」とお話をいただいたわけではなく、丘さん自身が「歌いたい」ということで実現したんですね?
丘みどり「そうですね」
──実際にメロディを聴いたり、歌詞を見た時の印象は?
丘みどり「タイトル曲の「椅子」と、カップリングに収録されている「何度も何度も~母への想い~」もお母さんがテーマの楽曲で。“お母さん”というのが溢れていて、胸がいっぱいになりました」
──お母様に問いかけるような歌詞ですが、わたしは、例えば、椅子の喪失というところから、椅子がお母様そのもののようなイメージを受けたんですね。でも、きっと聴く方によっては、また別の解釈をされていると思うんです。
丘さんにとって、この歌詞の“椅子”はどんなイメージですか。
丘みどり「わたしの椅子のイメージは、“居場所”です。「こうなりたい」という、未来の自分の居場所を求めている、そんなイメージです」
──ご自身のお母様へのメッセージが強い楽曲ですが、ファンの方にはどう聴いていただきたいですか?
丘みどり「先ほども仰っていただいた通り、椅子というのは、“居場所”だったり“大切な人”だったり、本当に、いろいろな捉え方ができると思うんです。皆さんの“椅子”を見つけてほしいですね」
「人の通っていない道を通りなさい」
──では、次はカップリング曲のひとつ「祈り河ララバイ」について。ギターサウンドがかっこいい楽曲ですが、はじめて聴いた時の印象はいかがでしたか?
丘みどり「私、こういうメロディ好きなんです!この3曲の中では、一番スッと入ってきた楽曲。どっちをタイトル曲にもってくるかで、悩んだ楽曲でもあります。スタッフさんの間でも意見が真っ二つに分かれて!私自身もどちらがいいか、最後まですごく迷いました。
私、作曲をしていただいた花岡優平先生にかけていただいた「人の通っていない道を通りなさい」という言葉がすごく心に残っていて。「10年間やってきたが、君にはまだ失うものも、守るものもない。だから、人がやっていないことをやりなさい」という言葉が、「椅子」をタイトル曲にする決断をしたきっかけですね」
──なるほど。では、そんな「祈り河ララバイ」の聴きどころとは?
丘みどり「この楽曲は歌詞が好き。歌詞を意識して聴いていただきたいです!」
──歌詞の中で、お気に入りの部分はどこでしょうか。
丘みどり「<あしたを諦め生きるのは きっと死ぬよりつらいはず>という部分です。私自身、歌手生活を送る中で諦めてしまいそうな時が何度もありましたが、その度に諦めず自分や周りの人を信じてやってこれた、という実体験とリンクしますね」
早く恩返しがしたい!ファンへの想いとこれから
──では、もうひとつのカップリング「何度も何度も~母への想い~」に移って。「椅子」と同じ“母”がテーマの歌ですが、丘さんはどのような違いを感じてるんでしょうか?
丘みどり「「何度も何度も~母への想い~」は感謝の気持ちを歌った楽曲なんです。もちろん母がテーマではあるんですけど、私は、この10年間を支えてくださったファンの方を想いながら歌っています。ファンの方への感謝を込めた楽曲でもあります」
──お母様と同じように、ファンの方も大切な存在ですね。最後に、これからの目標や抱負、ファンへのメッセージを語っていただけますか。
丘みどり「この曲は10年を超えて、新たにスタートをきる楽曲です。今まで演歌を応援してくださったファンの方々には受け入れていただけるのか、すごく不安があったんですが…。「この曲もええやん」と言っていただけるように、また、新たにスタートをきるということで、一からがんばっていきたい思います。
ファンの方々には、お父さんやお母さんのように心配していただき、早く恩返しがしたいですね。ファンの皆さん、もう少し待っていてください!」
ありのままで…
──では、ここからは、丘さんのお仕事やプライベートについてお聞きしたいと思います。ブログやTwitter(ツイッター)で積極的にファンとの交流を楽しんでいる丘さん。先日、けん玉をしている画像を投稿されていましたよね?
丘みどり「あはは(笑)Twitterですね!」
──はい!Twitterで拝見しました(笑)ちなみに、段などはお持ちなんですか?
丘みどり「いえ、特技とか趣味というわけではなくて、小学校の頃にみんなやっていたんですよ、けん玉。一人一つずつ持っていて、それを机の中に入れていて。たぶん、学校の方針だったんでしょうかね?だから、私の周りの子はみんな技ができるんですよ。それが普通だと思ってたくらいで(笑)」
──ちなみに、お得意の技は?
丘みどり「技の名前はわからないんですが、大体の技はできると思います!あれ(【もしかめ】と呼ばれる、大皿と中皿に交互に球を乗せる技)は、無限にできます!」
──おー!!今回、けん玉を用意できなかったのが残念でなりません…。それでは、お仕事の話に戻って。印象深い最近のお仕事は?
丘みどり「先ほどお話した、『関ジャニの仕分け∞(エイト)』もそうですが、私に密着していただいたドキュメンタリー番組(BS11 特別番組『丘みどりプロジェクト舞台裏に密着!!新曲に秘めた想いとは・・・』)が5月4日に放送されて。それも、最近の中では、印象深いお仕事ですね。このドキュメンタリーには、お父さんもおばあちゃんも、実家の撮影もあって、丸裸にされてしまったかんじで(笑)3~4ヶ月にわたる膨大な時間、密着していただきました。今まで「私ってこうなんです」って自分のことを人に話すタイプではなかったんですけど、10年を機に、このドキュメンタリーですべてを見せてしまったので、もう、ありのままでいこうかなと思っています」
──ファンの皆様、今後の“ありのままの丘みどり”にご期待ください。丘みどりさん、ありがとうございました!
ご自身のブログでは、新曲発売を迎えた日の記事に「生まれ変わる」という言葉が。
10年の集大成ともいえる「椅子」の発売は、丘さんをどのように変えてゆくのでしょうか。ぜひ、今後の活動も注目していただきたいと思います。
ニューシングル「椅子」は、カップリングと共に【携帯で演歌】で好評配信中!まだ聴いたことのない方は、ぜひ聴いてみてくださいね!
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