伊藤美裕、中森明菜の名曲の数々を熱唱!「歌謡曲のバトンを受け継ぎたい」
2014年3月21日、東京・恵比寿のライブハウス「天窓switch」で、伊藤美裕さんがライブ「伊藤美裕のミユゼミVI」を開催しました。
デビュー以来、「歌謡曲」にこだわり続ける伊藤美裕さん。
この「ミユゼミ」とは、昭和の歌謡曲の時代をリアルタイムで実体験していない1987年生まれの彼女がさまざまなテーマで曲を選び、当時の時代背景を学びつつ、歌いながら歌謡曲を学んでいくというコンセプトのライブです。
2012年5月に第1回を開催し、これまで「女性アイドル」「CMソング」「フォークソング」「日本映画と主題歌」などをテーマに開催。第6回となる今回のサブタイトルは「1/2の神話」で、テーマは中森明菜さん。個人の歌手にスポットを当てたテーマで「ミユゼミ」を開催するのは初めてです。
中森明菜さんの活動年表を追いながら解説。
ライブでは、中森明菜さんがデビューしてからの作品を時系列順に追いながら進行。観客のほとんどは伊藤美裕さんよりも上の世代ということで「私なんかより、皆さんのほうがよっぽどご存知だとは思いますが…」と謙遜しつつ、よきライバルであった松田聖子さんの作風との比較や、それぞれの曲が作られた経緯、当時の世相などを解説。
ギターとピアノのみのアコースティック編成で、自身のヴァイオリン演奏も交えながら、「スローモーション」「少女A」「セカンド・ラブ」「飾りじゃないのよ涙は」「ミ・アモーレ」「DESIRE」「TATOO」「花よ踊れ」等、中森明菜さんの曲を披露。自身のオリジナル曲「六本木星屑」「北国行き11:50」「あなたの花になりたい」等も含めて、全19曲を披露しました。
伊藤さん自身は2009年のオーディションでグランプリに選ばれてデビュー。実はそのオーディションで歌うはずだった曲の候補の一つが山口百恵さんの「夢先案内人」で、かつて中森明菜さんが「スター誕生」で同曲を歌って合格するシーンをネット上の動画で見て、とてもシンパシーを感じたのが、中森明菜さんをきちんと知ろうと思うきっかけになったそうです。
「これからの歌謡曲を盛り上げたいと思っている私にとって、歌謡曲の時代を戦い抜いてきた明菜さんは、もっともっと勉強して知りたい大きな存在。私なりに、バトンを受け継ぎたいと思っているんです。今日はほとんどの曲を明菜さんオリジナルのキーで歌いました。私と明菜さんの音域が同じくらいで、曲が自分にハマるのがうれしかったです。まるでシンデレラのガラスの靴みたいにぴったりで、なんだかご縁、運命みたいなものを感じましたね」
「明菜さんは活動休止中ですけど、その伝説はまだ終わっていなくて、まだ可能性は無限に広がっている。そんな意味も込めて、今回のサブタイトルに(中森明菜の代表曲の一つである)『1/2の神話』というタイトルをつけました。いろんな挑戦をしてきた方だからこそ、次に復帰された時にどんな歌を聴かせてくれるんだろう、と私自身がワクワクしています。いつか、一緒に歌うことができたら光栄ですね」
○伊藤美裕オフィシャルブログ「ミユラボ」
http://ameblo.jp/miyu-ito/
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