■田川寿美が神奈川・小田原ダイナシティで新曲「下田の椿」発売記念イベント。
今年でデビュー32年目を迎えた演歌歌手・田川寿美(47)が、5月31日に38枚目のニューシングル「下田の椿」(発売・日本コロムビア)を発売したのを記念して同日昼2回、神奈川・小田原市のショッピングモール「ダイナシティ」でミニライブ&ツーショット撮影会を開いた。
今度の新曲は、静岡県下田市を舞台に、恋に破れてもなお愛する男性を下田の港で待つ女心を、下田の代名詞でもある「椿の花」をキーワードに乗せて表現。前作シングル「白秋」に続いて幸耕平氏(作曲家)、さいとう大三氏(作詩家)のゴールデンコンビによる楽曲で、アレンジは、前作と同じ坂本昌之氏(編曲家)が手がけ、イントロから聴きごたえのある演歌作品に仕上がっている。
会場には、平日にもかかわらず大勢のファンが詰めかける中、竹久夢二をイメージした着物姿で登場し、「開演前に寿美ちゃんコールを練習していただいて、そでから出てくるときに『今日は、20代になったつもりで歌おう』なんて勇気をもらいました」と笑顔を見せながら「長びくコロナ禍もありましたけれど、いろんな制限も解除され、ようやくキャンペーンもできるようになりました。キャンペーンでいろんな方々とふれあえる。握手をしたときの手の温もりを感じると、いいなあ、あったかいなあと。その方の心がダイレクトに伝わるような気がして、これが演歌の原点なんだなと…。こういったところからいろんな歌が生まれていくのかな、育っていくのかなと実感しています」とあいさつ。
新曲「下田の椿」のカップリング曲で、2015年に発売し、2023年に新たにレコーディングし直した「女の舟唄」をはじめ、1992年4月1日発売のデビューシングル「女…ひとり旅」、第28弾シングル「一期一会」(2回目のステージは、第19弾シングル「花になれ~うめ さくら あやめ あじさい ひがんばな~」)、前作シングル「白秋」、そして新曲「下田の椿」の全5曲を熱唱。
その中で、「『下田の椿』は、詩の内容はオーソドックスな演歌ですが、アレンジが違うだけで、こんなにもいきいきとした音の若さを感じるものなんだなと、レコーディングのときもワクワクしました。スタッフとみんなで高揚感に包まれ、そんな歌に出会えて幸せです。下田は以前、一度だけ行ったことがありますが、私の故郷、和歌山と気候が似ていて、親しみを感じています」と新曲への思いを語り、ミニライブ終了後は、CD購入者を対象にツーショット撮影会を行い、ファン一人ひとりとふれあいのひとときを過ごした。
小田原ダイナシティでのキャンペーンは4年ぶりだそうで、「今日はうれしかったです。コロナ禍で、間が空いたからこそ新鮮な気持ちでスタートしたいなという思いがありましたので、4年ぶりに来させていただいたこのダイナシティさんからいいスタートを切ることができました」と感激しながら「デビュー32年目という年数だけでいえば大ベテランみたいですけれど、自分の中ではいつも新しい歌を発売したら一人でも多くの方に『こんなにいい歌なんだ』と伝えていきたい、広げていきたいという思いがあるので、これからもキャンペーンを大事にしていきたい」。そして、新曲については「下田の椿の花にたとえて、懐かしさのある雰囲気と安心感がある、そこにちょっと新しくノスタルジックな昭和レトロのような音楽で包んでくださったので、少し違って聴こえたらいいなと思います」と話していた。
6月14日には宮城県・電力ホールにて「2023 夏 コロムビア演歌まつり in 仙台」に出演予定。そして、6月28日には東京都・けやきホールにて「コロムビア マンスリー歌謡ライブ-コロムビア花のステージ-」に出演を予定している。
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