■「はやぶさ」の大滝ひかるがソロデビュー曲を発売。浅草・花やしきで原点回帰のリリースイベント開催。ヤマトが応援に
デビュー11年目を迎えた歌謡グループ・はやぶさ=ヒカル(35)、ヤマト(29)=がこのほど、レコード会社を日本クラウンに移籍し、メンバーの一人、ヒカルがソロ歌手名義「大滝ひかる」として「あの日の花吹雪」(詩・かず翼、曲・宮下健治)でソロデビューしたのを記念して8日、東京・浅草の花やしきで「大滝ひかる 原点回帰のリリースイベント~浅草・花やしき~」と銘打ったイベントを行った。
浅草は、2012年にデビューした〝はやぶさ〟が初めて歌唱キャンペーンやデビュー曲のリリースイベントを実施し、「花やしき」も記念イベントやプロモーションビデオの撮影などを行ってきたはやぶさの原点でもある思い出の場所だ。
この日は、そんな原点回帰の意味を込めて同園のオープンスペース「フラワーステージ」(観覧自由の屋外ステージ)でミニステージを披露。
マスコミ関係者だけではなく、大勢のファンも見守る中、「小さな体でダイナミックな歌声、〝ダイナミックボイス〟の大滝ひかると申します」と自己紹介。
「いまから10年前に『はやぶさ』としてデビューさせていただき、11年目の今年、新たな活動をということでソロデビューをさせていただくことになりました。〝大滝ひかる〟という名前は、所属している事務所の先輩方が、田川寿美先輩、水森かおり先輩、氷川きよし先輩と、皆さまが〝水〟にまつわる名前がついているということで、ヒカルも水に関わる名前をつけようとスタッフの皆さんが考えてくださいました。自分自身もこの名前がすぐに気に入りました。いまこの場に立てているのも、はやぶさとしてデビューができたからで、はやぶさの活動も大滝ひかるの活動も一生懸命頑張ってまいりたいと思います」とあいさつし、ソロデビュー曲「あの日の花吹雪」と同カップリング曲「守られし里~縄文さむかわ~」のシングル2曲を熱唱。
その表題作「あの日の花吹雪」は、母と子の別れと再会を描いたセリフ入りの演歌作品で、「主人公を産んでくれたお母さんはすぐに亡くなってしまい、2番目のお母さんとの話です。そのお母さんがわが子のように可愛がって、大切に育ててくれて、でも途中、事情があって別れ別れになってしまい、主人公はどうしてもそのお母さんにもう一度、会いたい一心で、手を尽くして探し、3番の歌詩では、ようやくそのお母さんと再会することができて、『ありがとう』『母さんと呼びたい人は あなただけ』と胸にぐっとくる作品になっています。自分自身も母とは小学校1年生のときに別れ別れになり、そのあとは祖母がわが子のように育ててくれました。ですからこの歌には、自分の人生が重なるようで、これからもずっと大切に歌わせていただきたい」と、新曲をアピールした。
その後、〝はやぶさ〟のもう一人のメンバー、ヤマトが「相方の晴れ舞台なので渋々駆けつけてきました」とジョークを飛ばしながら応援に駆けつけ、2人で同グループのオリジナル曲「あっぱれ浅草」を元気いっぱいに歌い上げながら大滝ひかるのソロデビューを心から喜んだ。
そして、ひかるは「ソロデビューさせていただけたんだなという実感がひしひしと湧いています」と感激もひとしおで、ヤマトは「自信をもって相方のデビュー曲をお勧めします」と絶賛していた。
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