■秋元順子が2年ぶりのバースデーコンサート。新曲や昭和歌謡のカバーアルバム「昭和ロマネスク」から熱唱
今年7月でメジャーデビュー17年目を迎え、17枚目の最新シングル「いちばん素敵な港町」(詩・喜多條忠、曲・杉本眞人)=キングレコードから5月26日発売=が好調の歌手・秋元順子(74)が30日、東京・江東区のティアラこうとう 大ホールで「秋元順子 バースデーコンサート~昭和ロマネスク」と銘打ったコンサートを開いた。
毎年、誕生日(1947年6月21日)に合わせて同ホールでバースデーコンサートを行っているが、1昨年1月に所属事務所を「テナーオフィス」に移籍し、その年のバースデーライブは東京・渋谷区のJZ Brat(ジェイジーブラット)で開いた。そして、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止。11回目のバースデーコンサートとなる今年は、ソーシャルディスタンスを保って、約1200席の客席を半分の約600席に減らして開催。
そんなコロナ禍でも熱烈なファンが詰めかける中、「この状況下にようこそお越しくださいました。ティアラこうとうでのバースデーコンサートは3年ぶりになります。やっと皆さまにお会いできてとてもうれしゅうございます。ワクワク、ドキドキ、そしてうれしさにスタッフもメンバーも今日のこの日をどれだけ待っていたか…。今日も私の命のある限り舞台を務めさせていただきます」とあいさつ。
2008年1月発売の大ヒット曲「愛のままで…」をはじめ、6月23日発売の昭和歌謡をカバーしたニュー・アルバム「昭和ロマネスク」から「別れのブルース」(オリジナル歌唱=淡谷のり子)、「かもめはかもめ」(オリジナル歌唱=研ナオコ)、「暗い港のブルース」(オリジナル歌唱=ザ・キング・トーンズ)、前作シングル「帰れない夜のバラード」、それに新曲「いちばん素敵な港町」など全13曲を熱唱した。
その中で誕生日を迎えたことに「お誕生日が来るごとに年齢が重なっていくと、私の宝物が増えていくという解釈でいます。そういう思いで今年もまたすばらしい宝物が増えました。今日ここで歌わせていただいていること自体、とてもすてきな宝物です。歌を歌うことでたくさんの方と出会い、先ほど歌わせていただいた『愛のままで…』も私の宝物です」と笑顔を見せた。
港町を舞台にした大人のラブストーリーをマイナー調のメロディーに乗せて切々と歌い上げた新曲については「素敵な港町に長いこと暮らしてきた、そこにはたぶん素敵な愛があったと思うんです。私としては、人生を重ねた愛の歌として皆さまにお伝えしています。(カラオケでの歌い方は)一番最後のハーフの繰り返しが変型になっていますので、そこのところはご自分の人生と重ね合わせたり、お若い方でしたらご両親を思い浮かべながら思いを込めて歌っていただけたらいいですね」と話していた。
また、新曲の発売を記念して「あなたにとっての『いちばん素敵な港町』キャンペーン」と題したキャンペーンを実施。近所の港、旅で訪れた港、ふるさとの港、港町のバーやスナック、居酒屋、商店街の写真などを募集。130点を超える応募があり、その応募写真がこの日、会場ロビーに設置されたモニターで初公開された。
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