■秋元順子が東京・六本木クラップスで新曲「たそがれ坂の二日月」発表ライブ。最新アルバムのカバー曲も披露
今年7月でメジャーデビュー15年目を迎えた実力派歌手・秋元順子(72)が、1年4カ月ぶりのニュー・シングル「たそがれ坂の二日月」(詩・喜多條忠、曲・杉本眞人)をキングレコードから9月4日に発売したのを記念して同11日、東京・六本木の六本木クラップスで新曲発表ライブを開いた。
限定50席の会場は、熱烈なファンで満席の中、新曲「たそがれ坂の二日月」をはじめ、大ヒット曲「愛のままで」、前作シングル「哀しみのコンチェルト」、ニュー・アルバム「令和元年の猫たち~秋元順子 愛を込めて~」(8月7日発売)から「ノラ」(木下結子)、「ふしあわせと言う名の猫」(浅川マキ)、「ワルツの猫」(山崎ハコ)など全9曲を熱唱した。
15周年を迎え、「あっという間でしたが、中身は25年ぐらいに感じます。とても濃密な時間でした。そして、専業歌手になれた時代ですので、幸せな時間を過ごさせていただいてとてもうれしいです。(メジャーデビュー以前は)『もっと若かったらね』と言われたことが何度もありましたので、ある時からメジャーデビューすることは私の中から消えていました。ところが、ある日、ジャズクラブに『マディソン郡の恋』をつくってくださった先生が運命的にいらっしゃって、その曲でデビューすることが決まったとき、私もメジャーの世界で頑張れるかなと思いました」と振り返った。
なかでも2008年、メジャー3作目の『愛のままで…』が大ブレークし、NHK紅白歌合戦に初出場。61歳6カ月での初出場は、女性歌手としては最年長初出場を記録したが、「この曲をいただいて、私自身の人生も変わりましたし、聴いてくださる方の人生も変えてしまったという私にとっては奇跡的な曲なんだとつくづく感じました」。
今度の新曲「たそがれ坂の二日月」は、「USEN HIT 演歌/歌謡曲ランキング」で初登場から2週連続2位と、さい先のよいスタートを切っているが、「一見、冷たそうに見える都会的な女性の心持ちをジュンコワールドで歌っています。冷たそうに見える女性の中にもシャイで優しく、かわいいなという内に秘めたものを持っている女性を表現していますが、この歌詞と同じ経験が私自身にもあったことなので、自然体でレコーディングできましたし、こういう素晴らしい楽曲をいただけて幸せいっぱいです」とアピール。
また、彼女のアニバーサリー企画として制作されたニュー・アルバム「令和元年の猫たち」のほうも好セールス中で、歌づくりの名手たちが残した「猫にまつわる」名曲たちをカバーした9曲と新曲の全10曲を収録。
15周年の節目を迎えてますます歌への意欲を燃やしており、「タンゴも歌ってみたくて、今年はタンゴコンサートに初めて参加させていただきますが、今後は自分のレパートリーに入れてみたい。そして、インパクトのあるコマーシャルソングが歌いたい。あとは、世界と日本の名曲を歌い継いでいきたい」と話していた。
(サンニュース)
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