■水森かおりが徳間ジャパン元社長・徳間康快さんの墓前に紅白18年連続出場を報告。来年1月19日に新曲発売
今年でデビュー25周年を迎え、最新シングル「瀬戸内 小豆島」(タイプA・Bが2月18日発売、タイプC・Dが6月17日発売)がロングヒット中の演歌歌手・水森かおり(47)が8日、東京・西麻布の大本山永平寺別院「長谷寺(ちょうこくじ)」に眠る所属レコード会社・徳間ジャパンコミュニケーションズの元社長・徳間康快さん(2000年9月20日没、享年78)の墓前に「NHK紅白歌合戦18年連続出場」の報告を行った。
紅白出場報告は、「鳥取砂丘」の大ヒットで初出場した2003年から毎年実施し、今年で18回目。徳間元社長にはデビューしたときから娘のように可愛がられ、「いつか紅白に出られるような歌手を目指して頑張りなさい!」と温かく励まされ、彼女にとってはまさに「育ての親」ともいえる存在だ。
そんな恩人の墓前に、今年も花をたむけ、手を合わせながら「今年も18回目の紅白出場が決まりました」と報告。
今年を振り返って、「今年は25周年の記念の年なので、いつも以上に精力的に頑張っていこうと思っていた矢先の出来事(新型コロナウイルス感染症拡大)だったので、やりたいことができなかった1年でした。それは皆さんも同じですし、気持ちを切り替えて頑張っていかなければいけないなという前向きな気持ちでいます。でも、7月に父(享年84)を亡くしまして…。父は私にとってとても大きな支えになっていたので、それが一番つらかったです。父はいつも紅白出場を喜んでくれていました。手放しで喜ぶというよりは『自分が出場できたことで(出場できずに)悲しい涙を流している人もいるんだから気を引き締めて浮かれずに頑張りなさい』と、父にはいろんなことを教わったし、その教えを大事に頑張っていきたいなと思います。父の墓前にも紅白出場の報告をしてきました」。
今年は、ご当地での新曲発表会ができず、発売後は一度も現地を訪れていないが、「いままで歌の舞台には何度もおじゃましていたので、それだけが心残りです。島の皆さんからは『「瀬戸内 小豆島」という歌に励まされています』といったお手紙をたくさんいただきまして、それがすごくうれしかったですし、そんな皆さんのお気持ちに支えられた2020年でした」。
今年で18年連続出場については「18回も出させていただくなんて信じられません。毎年うれしいですけれど、今年はうれしさがいつも以上に強いですね。今年1年間の感謝の気持ちを歌に込めて最高のパフォーマンスで歌い納めをしたいですし、いまからワクワクしています」と笑顔を見せた。
来年1月19日にニュー・シングル「鳴子峡」が発売予定。宮城県を舞台にした作品で、「いつもは恋に破れた女性が主人公ですが、今回は、いまはいない好きな男性の写真を胸に抱いて鳴子峡を訪れる歌でして、私も7月に父を亡くして、そのタイミングでのレコーディングでしたので涙が止まらなかったです。来年は改めて25周年の歩みを実感しながら皆さんと笑顔で頑張っていきたい」と話していた。
来年は大きな舞台として、6月に東京・明治座、同7月に大阪・新歌舞伎座で座長公演を開催予定。
(サンニュース)
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