■氷川きよしが日本武道館でデビュー20周年記念コンサート。2日間3公演で2万4000人を動員。3時間超にわたって全43曲熱唱
今年でデビュー20周年を迎え、同記念シングル「大丈夫/最上の船頭」(両A面シングル/Aタイプ、Bタイプ、Cタイプの3形態)=日本コロムビアから3月12日発売=が、オリコン・シングルチャートで最高位3位を記録し、続いて6月4日に発売されたニュー・アルバム「新・演歌名曲コレクション9―大丈夫・最上の船頭―」もオリコン・アルバムチャートで初登場5位(6月17日付)と、共にヒット中の歌手・氷川きよし(41)が7月12日昼夜2回、東京・千代田区の日本武道館で「氷川きよし デビュー20周年記念コンサート~龍翔鳳舞~」と銘打ったコンサートを開いた。
武道館公演は今回が4度目で、前日11日とこの日の2日間で3公演を行い、全公演、合わせて2万4000人を動員。
この日も熱烈なファンで満席の中、龍のイメージのコスチュームで、1・8㍍の高さのステージからさらに5㍍の高さに上がったリフターに乗って登場。コンサートタイトルにちなんで作られた未発表曲「龍翔鳳舞」と同じく未発表曲「それぞれの花のように」を初披露した後、過去のヒット曲から「勝負の花道」「星空の秋子」などを歌唱。「皆さんのお陰で、デビューから20年を迎えることができました。これは、自分一人の力ではなくて、今日お越しの皆さん、全国のファンの皆さん、そしてスタッフの皆さんに氷川きよしを支えていただき、応援していただいたからこそ今日の日を迎えることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今回の武道館公演では年の数だけ歌いたいと思いまして、42曲を歌わせていただきます。今回のテーマは七色の氷川きよしを表現したいということで、演歌はもちろんですが、様々なタイプの歌が登場いたします。そして、全曲、オリジナル曲を歌わせていただきます」とあいさつ。
続いて新曲「大丈夫」、同「最上の船頭」、股旅衣装で「箱根八里の半次郎」「大井追っかけ音次郎」、ポップス&ロック調の作品から「虹色のバイヨン」「情熱のマリアッチ」などを歌唱。
また、クレーンに乗ってステージから4㍍の高さまで上がり、いまネットで世界中でも話題になっている「限界突破×サバイバー」を歌ったり、天女の姿で4㍍の高さの白いブランコに乗って未発表曲「あなたがいるから」を初披露し、アンコールを含めて全43曲を熱唱。ゴールドスパンやアース&レインボーの洋装、着流し、紋付き袴など、曲に合わせたファッショナブルなコスチュームも楽しませながらス3時間超にわたってスピード感にあふれたエネルギッシュなステージで満員の客席を魅了した。
歌い終わって、「20年はあっという間でした。いまでも(デビューした)22歳のまま時間が止まっているような気がします。(オープニングでリフターに乗って登場するなど、3回にわたって高所でのステージを披露したことについては)元々、高所恐怖症なんですが、お客さまに喜んでもらいたいと思ってパフォーマンスさせていただきました。リハーサルのときは怖かったのですが、本番になると氷川きよしのスイッチが入って、全然怖くなかった・・・。40歳を過ぎて、これからは自分が歌いたくてしょうがないというテンションにもっていける歌をたくさん歌っていきたいですね」と話していた。
この後、9月6日に大阪・大阪城ホール(1日2公演)でデビュー20周年記念コンサート~あなたがいるから~」を開催。
(サンニュース)
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