■橋幸夫が60周年記念デュエットベストアルバムを7月3日に発売し、東京・浅草公会堂でコンサート。金沢明子、林よしことデュエット曲披露
1960年7月5日「潮来笠」でデビューして今年で60年目を迎えるベテラン歌手・橋幸夫(76)が、7月3日にビクターエンタテインメントから60周年記念アルバム「60周年記念デュエットベスト~星よりひそかに 雨よりやさしく~」を発売したのを記念して同日、東京・台東区の浅草公会堂で「橋幸夫と歌の仲間たち」と銘打ったジョイントコンサートを開いた。
「橋幸夫と歌の仲間たち」のタイトルのコンサートツアーは、6月3日の東京・江戸川区総合文化センター・大ホールを皮切りに、神奈川、鳥取、島根、千葉と回り、この日が20カ所目。
約1000人のファンで満席の中、橋をはじめ、金沢明子(64)、門倉有希(45)、北原ミレイ(70)、牧村三枝子(65)、伊東ゆかり(72)、三田明(72)の共演アーティスト7人が勢ぞろいし、橋のヒット曲「恋のメキシカン・ロック」でオープニングの幕を開け、橋が「皆さん、ようこそお越しくださいました。今日は、私の歌仲間を呼び集めてみました。たくさんの歌い手がいる中で私が選りすぐって、まぁ、簡単に言えば、私の好みかな…(笑)。(客席の)皆さんが忙しいスケジュールを割いて浅草まで来ていただいた、こんな喜びはありません」とあいさつし、それぞれの出演歌手を紹介。
その後、金沢が「イエローサブマリン音頭」、門倉が「ノラ」、北原が「石狩挽歌」、牧村が「みちづれ」、伊東が「小指の想い出」、三田が「美しい十代」など、代表曲や新曲、そしてメドレーを含めて全28曲を熱唱。
橋のコーナーでは、「潮来笠」「おけさ唄えば」「舞妓はん」「子連れ狼」など数々のヒット曲をメドレーで歌った後、特別出演の林よしこ(52)とデュエットで「君の手を」、金沢とデュエットで「昭和音頭」、続いて金沢、林と3人で1962年9月20日発売の名曲「いつでも夢を」を息もぴったりに披露した。
金沢と「昭和音頭」(1981年2月21日発売)を歌ったのはレコーディング以来で、金沢は「橋さんとデュエットさせていただくときは、高い声で歌うことに徹しているのですが、今日は『昭和音頭』を久しぶりに歌わせていただいてうれしかったです」。
また、「いつでも夢を」を歌った金沢は「橋さんのステージのエンディングでは、みんなで歌うことはあるんですけれど、デュエットでは、キーが高いものですから滅茶苦茶、真剣に歌いました」、林は「震えがくるぐらい感動しました。皆さんとご一緒に歌わせていただいて、思い出深いステージになりました」。
橋は「両手に花で、新旧でよかったです」とジョークを飛ばしながら「デュエットっていいものですね。今日は、本当に楽しかったです」。
記者からの「デュエット曲の中で一番思い出に残っている作品は?」という質問には「『いつでも夢を』や『今夜は離さない』など何曲かありますが、それぞれの歌で時代を思い出します」。
そして、「世相が変わっていくスピードがあまりにも速いので、われわれも追いついていけないところがありますが、歌というのはそんなに新しいものばかりではないのだなと感じますね。人間にとって感じるメロディー、リズムがあるし、いいものはいいのかなと…。令和というのはとてもいい響きで、私も好きな元号ですので、音頭ものだけではなく、新しい令和バーションの作品も探っていきたい」と話していた。
同アルバムには、初のデュエットシングルとして発売され、大ヒットした「いつでも夢を」(デュエット・吉永小百合/第4回日本レコード大賞受賞)をはじめ、カラオケの定番ソング「今夜は離さない」(デュエット・安倍里葎子)、最新作「君の手を」(デュエット・林よしこ)など、デビューから60年間にわたるデュエット曲全曲と、コンサートで人気のある保科有里との「今夜は離さない~令和バージョン~」新録音を含む全21曲が収録。
(サンニュース)

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