■伊藤美裕が32歳のバースデイ・ソロ・ライブ。4年ぶりの新曲「Believer」を初披露。大石吾朗がトークゲストに
コロムビア創立100周年記念歌謡曲アーティストとして2011年4月20日にシングル「六本木星屑(スターダスト)」でデビューし、同年末のレコード大賞新人賞を受賞。今年で9年目の「歌謡曲の歌姫」こと伊藤美裕(いとう・みゆ、32)が、4月4日に32歳の誕生日を迎えたのを記念して、デビュー日にあたる4月20日、東京・恵比寿のライブハウス、天窓.switchでバースデイ・ソロ・ライブを開いた。
今年は、年明けから4年ぶりの新曲制作に取りかかり、自作詩の「Believer」(作曲・編曲=宮野弦士)が第6弾の配信シングルとして完成。
会場は、約80人の熱烈なファンで満席の中、トークショーとライブの2部構成のステージで、「前半はトーク、後半はアコースティックなライブで、最後までアットホームな感じでやりたいなと思っていますので、どうぞ最後までお付き合いください」とあいさつ。
前半は、musicbirdで彼女がアシスタントを務める番組「Premium G~MUSIC GIFT~」のパーソナリティー・大石吾朗(72)がスペシャルゲストとして登場。
1966年、寺内タケシとバニーズのセカンドギタリストとしてデビューし、俳優としては、数々のテレビドラマや映画などで活躍中の大石が、伊藤に誕生日を祝って花束をプレゼントし、「いつもは聞く側なので、なんで僕が美裕ちゃんのゲストなの? もっと若い人のほうがよかったんじゃないの」と言うと、伊藤は「(このトークショーは)人生の大先輩に来ていただいて、いろいろとアドバイスしていただくという有難い時間なんです」とニッコリ。
現在、共演中のラジオ番組の話題も織り交ぜながら1975年「第1回百恵ちゃんまつり」の司会を務めたことや俳優・松田優作、映画監督・黒沢明、元テンプターズのボーカリストで俳優・萩原健一、シンガー・ソングライター、井上陽水らとの交流エピソードを披露しながら客席を楽しませた。
その中で、「30代をどう過ごしたらいいですか?」という伊藤からの質問に大石は「20年間の蓄積が30代で出てくるので、いかに20代までを過ごしてきたか。今度は、30歳になって、30代をどう過ごしてきたかで40代に生かされてくるので、30代を大切に生きてください。ぼーっと過ごしちゃ駄目だよ。『努力』して、『我慢』して、『あきらめ』と積み重ねてきたけれど、私はこういうふうに築いてきた。それに対していろんな人たちの力を借りて過ごせてきた。今日あることに『感謝』。だから、感謝するところまでいきましょうということです」と答えた。
後半のライブでは、カバー曲「春咲小紅」をはじめ、「It Must Be Love」「DAWN.」、アンコールで、この日から配信開始の「Believer」など全10曲を熱唱した。
歌い終わって、「新しい私としての一歩を進める、そんなご報告ができたいいライブができました」と笑顔を見せながら今夏発売予定のニュー・アルバムに収録予定の新曲「Believer」については「肩肘張らずに自然体の自分が出ていて、リラックスして聴いていただけるような作品です」と話していた。
(サンニュース)
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