■水森かおりが亡き恩人・徳間康快元社長の墓前に「NHK紅白歌合戦」16年連続16回目の出場を報告
今年でデビュー24年目を迎え、北海道千歳市を舞台にした最新シングル「水に咲く花・支笏湖へ」(3月20日発売)がロングヒット中の演歌歌手・水森かおり(45)が12月10日、東京・西麻布の大本山永平寺別院「長谷寺(ちょうこくじ)」を訪れ、所属レコード会社・徳間ジャパンコミュニケーションズの元社長、徳間康快さん(平成12年9月20日没、享年78歳)の墓前に「第69回NHK紅白歌合戦」出場報告を行った。
故・徳間さんは、水森がデビューしたときから「紅白歌手になれるよう頑張りなさい」と、娘のようにやさしく励まし、温かく見守り続けていたそうで、水森にとっては育ての親ともいえる恩人だ。
そんな恩人の墓前に紅白出場報告をするのは、2003年に「鳥取砂丘」の大ヒットで初出場したときから。毎年欠かさず同寺を訪れ、墓前に花をたむけてきた。今回も水森は、「今年も紅白出場が決まりました。いつも温かく見守っていてくださってありがとうございます」と、感謝の気持ちを込めながら手を合わせた。
紅白出場は、今年で16年連続16回目となり、出場が決まった後、毎年12月に同寺を訪れ、出場報告を行ってきたが、「今年もいい報告ができて、すごくうれしいです。初出場のときから徳間社長に報告させていただけて光栄ですし、回数を重ねるごとに紅白の舞台に立つということの難しさやうれしさなど、いろんな気持ちにさせられます」と語った。
紅白といえば、毎回、話題になるのが衣装で、毎年、巨大衣装で大きな注目を集めているが、「今年は、巨大衣装は着ません。でも、皆さんに喜んでいただけるような形でいま、スタッフの皆さんがいろいろと考えてくださっている最中です。ぜひ楽しみにしていてください。衣装のほうもそうですが、毎年、水森かおりという歌手を選んでいただけるのが何よりもうれしいです」と笑顔を見せた。
今年1年を振り返って、「今年は精力的に全国キャンペーンを行いまして、トータルで38県を回りました。本当は47都道府県すべてを回りたかったのですが…。まだまだ水森かおりを知らない方がたくさんいらっしゃいますので、来年は全国制覇を目指して、一人でも多くの方に私の歌を聴いていただきたいですね」。
16回目の紅白は「平成最後の紅白になるので、いつもの年以上に気持ちが引き締まります。そのステージに立たせていただけるのは本当にありがたいですし、当日は精いっぱい歌わせていただきます」。
新曲の舞台になっている北海道では、9月6日に北海道胆振東部地震が発生し、多大な被害をもたらしたが、「まだまだ観光客の方々の足が遠のいているそうなので、私の歌を聴いて、北海道に行ってみたいとか、見てみたいと思って足を運んでいただけるよう、これからも北海道の素晴らしさを伝えていけたらいいなと思います」と話していた。
(サンニュース)
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