■森昌子が、大ヒット曲「越冬つばめ」の作曲者・円広志とデュエット曲をレコーディング。キングから24日発売
昨年11月から全国ツアー「デビュー46周年コンサート」を展開中の演歌歌手・森昌子(59)が、「夢想花」の大ヒットで知られ、現在は、テレビのバラエティー番組などで大活躍中のシンガー・ソングライター、円広志(64)とのデュエット曲「好きかもしれない~大阪物語~」(詞・紙中礼子、曲・円広志)をキングレコードから1月24日に発売することになり14日、東京・文京区のキング関口台スタジオで公開レコーディングを行った。
円は、森が1983年8月21日に発売して大ヒットした「越冬つばめ」の作曲者=本名・篠原義彦で作曲=。森にとって大阪を舞台にした作品をリリースするのはデビューして初めてのことで、作家とのデュエット=デュエットは3人目=も初めて。
たまたま出会った大阪の男と東京の女が「(女)なんとなく気になって (男)なんとなく話しかけた」ことからお互いに惹かれ合うという「大人の出会い」を歌った軽快なメロディーの作品で、2人ともノリノリの雰囲気で息もぴったりのレコーディングをお披露目し、森は「こんなにノリがあって、覚えやすくて、最高のデュエット曲じゃないでしょうか。何年か前に円さんと(円の)レギュラー番組でご一緒させていただいたとき、『いつかデュエットしてみたいですね』というお話をさせていただいていたんですが、今回、念願がかなってすごくうれしいです」。
レコーディング中は、気持ちよさそうに歌いながら森の手を握ったり、肩を抱いたりとスキンシップを図りながら笑顔を見せていた円は「歌っているときは何をしてもいい、そういうルールになっていますから…(笑)。『越冬つばめ』を書かせていただいたときは大スターでしたから近寄りがたかったのですが、デュエットとなると五分五分ですからね(笑)。最初は作曲させていただけたらいいなと思っていたのが、まさかデュエットまでさせていただけるとは思ってもいなかったので感激しています」。
森は「円さんはシンガー・ソングライターであり、作曲家でもあり、あとは司会、芸人?と、いろんな面がおありですが、本業は作曲家で、歌を作ることに命をかけていますので、今回の歌もどうしてこんなに覚えやすくて、いい歌が書けるんだろうかと、さすが大作曲家だと思いました。ご年配から若い人までどんな方でも歌えますし、こんな楽曲は過去になかったような気がします」と感心しきり。
円は「大阪の人間が、横に座った女性に話しかけたら東京弁をしゃべるわけですよ。大阪の人間は、東京弁に無茶苦茶弱いんです。そこから知らぬ間に好きになっていくという、現実にあるようなシチュエーションの歌だと思います」と言えば、森は「大阪を舞台にした曲は初めてなので、円さんの関西弁が非常に新鮮で、東の女と西の男が一緒になっていつの間にか惹かれ合うというのがすごくロマンチックで、とてもいい楽曲を提供していただきました。老若男女、皆さんに気軽に歌っていただきたいですね」と話していた。
(サンニュース)
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