■坂本冬美が東京・明治座で15年ぶりの単独座長公演。芝居は役者・歌右衛門を熱演。10月5日発売のニュー・アルバム「ENKA」の収録曲も披露
デビュー30周年を迎え、新曲「女は抱かれて鮎になる」(TBS系金曜ドラマ「神の舌を持つ男」主題歌)=ユニバーサルミュージックから8月17日発売=がヒット中の演歌歌手・坂本冬美(49)が1日、東京・中央区の明治座で「歌手生活30周年 坂本冬美特別公演」(10月26日まで)と銘打った座長公演の初日の幕を開けた。
座長公演は、2014年の大阪公演以来、2年ぶりで、明治座での単独座長公演は、2001年のデビュー15周年記念公演以来、15年ぶり。
芝居と歌の2本立てで、第1部の芝居「新版 女の花道」は、18年前に上演した「女の花道」の新版で、勝野洋、葉山葉子、青山良彦、おりも政夫、森山愛子らが共演。
坂本が扮する江戸時代の人気役者・加賀屋歌右衛門が目を患い、芝居ができなければ生きている意味がないと悲観して命を絶とうとするところを医師・土生玄碩(勝野洋)に助けられ、後日、今度は土生が窮地に立たされているところを救って恩を返すという感動的な物語を熱演。
続く第2部の歌謡ショー「オンステージ 艶歌(うた)の花道」は、和太鼓の演奏からスタートし、「あばれ太鼓」を歌ってから「この明治座では、藤あや子さんや五木ひろしさんの公演でご一緒させていただいていますが、単独では15年ぶりの座長公演になります。まだ初日ですが、もう千秋楽を迎えたような気がします(笑)。今回、おりも政夫さんがお稽古中に虫垂炎で手術をなさいまして、いま一生懸命リハビリ中です。元気になられたら舞台に帰ってくると言っていただいていますが、その代役を高井清史さんが務めてくださっています。たった一日でおりもさんの台詞を全部覚えられたそうで、役者さんってすごいなと思います。今日は最後まで精いっぱい務めさせていただきます。3階まで届くようにしっかり歌います」と笑顔であいさつ。
続いて「祝い酒」「また君に恋してる」「北の海峡」「女は抱かれて鮎になる」「夜桜お七」など全12曲を熱唱。
その中で、10月5日発売のニュー・アルバムで、演歌の名曲をカバーした「ENKA~情歌~」から「石狩挽歌」「大阪しぐれ」「愛燦燦」の3曲を披露。
そのアルバムについて「『また君に恋してる』という歌をいただいてから毎年のようにカバーアルバムを発売し、演歌以外のラブソングをカバーさせていただいてきましたが、今年は30周年なので、原点に帰りまして、演歌の名曲をカバーしたアルバムを作らせていただきました」と話していた。
初日の舞台を終え、「ほっとしているところです。立ち回り、長台詞、日舞と、覚えなければならないことがたくさんあって、次から次へと緊張感が襲ってきますので、気が休まる暇がありません。でも、あと32回公演がありますので、ペース配分を考えながらやっていきたいと思います」と張り切り、30周年を振り返って「いろんなことがありましたが、歌手としては幸せな30年間を歩かせていただきました。今年は特に忙しかったです。紅白? 30周年の今年はぜひ出させていただきたいですね」と目を輝かせていた。
(サンニュース)

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