■芹洋子が「山の日」に大ヒット曲「坊がつる讃歌」発祥の地、大分県の山荘「法華院温泉山荘」に自作のステンドグラス寄贈を発表
長年にわたり、音楽を通じて日本と中国の交流促進を続けてきた功績が認められて7月20日、「平成28年度 外務大臣表彰」を受賞した歌手・芹洋子(65)が、「山の日」の11日、大ヒット曲「坊がつる讃歌」(1978年発売)の発祥の地である大分・竹田市の山荘「法華院温泉山荘」に自作のステンドグラスを寄贈することを発表した。
「坊がつる讃歌」は、元々、広島高等師範学校(現・広島大学)の山岳部歌としてつくられ、九州の山岳愛好家たちの間で “山の愛唱歌 ”として親しまれてきた。1977年、芹が武田鉄矢、小室等と3人で阿蘇山の麓で真夏の野外コンサートを開き、その後のキャンプファイヤーを囲んでの交流会の最後に参加者たち全員が歌ったのが「坊がつる讃歌」で、それを初めて聴いた芹が感動。早速、作詞者と作曲者を調べたが、なかなかわからず、ようやく九州の山を愛する仲間たちに歌い継がれていた曲だったことが判明。一部、歌詞を替えてレコーディングし、1978年6月から7月まで「NHKみんなのうた」でオンエアされ、その年の「NHK紅白歌合戦」で歌って大きなヒット曲となった。
そんなヒット曲誕生のきっかけをつくった同山荘への長年の感謝の気持ちと「山の日」制定を記念して、同山荘をモチーフにした自作のステンドグラスを贈ることになったもの。
現在、作品は7割ほど出来上がったそうだが、「本来は、8月11日に制定された『山の日』に寄贈させていただきたかったのです。ところがどうしても11日には間に合わず、こうして寄贈させていたただくという発表をさせていただくことになりました。ステンドグラスは、一点一点、すべてが手作りですので時間がかかりますし、私はそれぞれ愛情を込めながらこだわりをもって作っていますので、自分が100パーセント納得のいく作品を贈らせていただきたいと思っています。私も山が大好きでして、富士山や生駒山などいろんな山に登りました。九重連山も素晴らしい山々でして、その中心となる『法華院温泉山荘』さんを訪れた方々に、私が作ったステンドグラスを見ながらひととき心を癒やしていただき、そして登山者への安全の一助になったらうれしいですね」
ステンドグラスと出合ったのは、いまから約20年前。1992年、交通事故に遭い、外傷性くも膜下出血で入院。一時は歌手生命も危ぶまれたが、懸命なリハビリによって復帰。
「そのときは、もう歌が歌えなくなるかもしれないという不安があり、歌以外でも生きがいを見つけたいと思っていたところ、私が20年前から通っている『ステンドグラス彩の会』(千葉・市川市)主催のステンドグラス作品展がありまして、何気なく立ち寄って、いくつもの作品を見ているうちにステンドグラスの美しさにいっぺんに魅せられてしまい、ぜひ自分でも作ってみたいと思ってその工房に通い始めました」
そんな彼女の作品は評判が高く、また購入してみたいという要望も年々増えていることから今回、小物を中心にネット販売することになった。商品は、ネックレス、ブローチ、イヤリング、ネクタイピンの全14点(価格は1万3000円~1万9000円)=順次、商品の点数を増やしていく予定=を11日からキングレコードのホームページ上=芹洋子ガラス工芸アクセサリーショップhttp://kingeshop.jp/shop/contents1/seriyoko.aspxで販売開始。
7月27日には、ニュー・アルバム「山は心のふるさと~山の日制定記念~」がキングレコードから発売。「坊がつる讃歌」「山は心のふるさと」など山の愛好歌、名曲など全15曲が収録。
(サンニュース)

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