市川由紀乃 五木ひろしの新曲「渚の女」のプロモーションビデオに出演
2015年3月16日、昨年度の「第56回日本レコード大賞」で「日本作曲家協会選奨」を受賞した演歌歌手・市川由紀乃さんが、芸能生活50周年を迎えた五木ひろしさんの新曲「渚の女」のプロモーションビデオに出演していることが分かり、同日、大阪・大阪市の新歌舞伎座でその詳細が明らかになりました。
五木さんとの初めての出会いは、市川さんが高校1年のとき。「NHKのど自慢」に出演してチャンピオンになり、そのときのゲストが五木さんで、彼からチャンピオン受賞のトロフィーを受け取ったのが最初で、デビュー後も人一倍、可愛がられてきたそうです。
今回のプロモーションビデオでの共演は、五木さんからのオファーがあって実現したもの。東京・お台場と東京湾を舞台に、男女の別れを描くストーリーで、市川さんは、うしろ姿や横顔を見せながら登場し、最後にその女性が市川由紀乃さんであることが判明。
同ビデオと新歌舞伎座公演への出演オファーがあったとき、
「あこがれの先輩から声をかけていただき、本当にうれしかったです。それに今回の舞台は、自分もいつか五木先輩と同じステージに立たせていただきたいと思っていましたので、夢のようでしたし、初日が来るまでドキドキしていました」
撮影は、昨年12月中旬に実施。
「最初はすごく緊張しました。午前中から夜まで1日かけての撮影でしたが、とにかく寒い日だったものですから、五木さんが『寒くないか』『大丈夫か』とか、しきりに気を遣ってくださいました。撮影のほうは、緊張しながらも終始、五木先輩にリードしていただき、無事終わりました。あれだけの長い時間、ご一緒させていただいたのは初めてでしたので、貴重な体験をさせていただきました」
五木さんは
「『渚の女』は、山口洋子さんへの追悼とファンの人たちからのリクエストによって再リリースさせていただきました。以前から僕が高く買っている市川由紀乃さんが今回の新曲のプロモーションビデオのイメージに合っていると思って出演をお願いしました。別れた女性との思い出がシチュエーションになっていますが、歌の内容は別れた人のことを歌っていますが、当時、一緒にいたころを思い出しているシーンです。彼女はそれをよく理解して表現してくれました。かなりのラブシーンもありましたが、結構照れていましたね(笑)」
と話していました。
「渚の女」は、五木さん自身が作曲したメロディーに故・山口洋子さんが詞をつけた同コンビ唯一の作品で、2002年に一度、シングル発売。今回、再リリースにあたって若草惠さんがアレンジを手がけ、スケールの大きなドラマチックな作品に生まれ変わりました。
同劇場では、3月1日から「五木ひろし芸能生活50周年記念~歌・舞・奏スペシャル~」(同25日まで)と銘打った特別公演が上演中で、市川さんも今月10日から19日までの10日間、ゲスト出演。第一部「五木ワールド 艶 歌・舞・奏」、第二部「爆笑!五木歌謡学校」、第三部「ビッグ・ステージ」の3部構成で、市川さんは、第二部で先生役の五木さんが、ゲスト歌手を生徒役に歌唱レッスンするというコミカルな芝居と、第三部のスペシャル・ヒットパレードに出演し、ゲストコーナーで「海峡岬」「桟橋時雨」の2曲を熱唱。
市川さんは、4月22日に新曲「命咲かせて」をキングレコードから発売。その前の同18日には、東京・代々木の山野ホールでアコースティックライブを開きます。
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