小林幸子 中越地震から10年を迎えた新潟・山古志地区での「復興のつどい」に参加
10月23日、演歌歌手・小林幸子さんが、新潟・中越地震から今年で丸10年を迎えた新潟・長岡市の山古志体育館で開催された「つなごう山古志の心!~あの日の想いをつなぐ~」と銘打った「復興のつどい」に参加し、ミニライブを行ないました。
新潟市出身の彼女は、2004年10月23日に発生した中越地震で被害を受け、全村避難となった旧山古志村の人たちと復興支援の交流を続け、復興のシンボルとして2006年から山古志地区(旧山古志村)にある5アールの面積の田んぼを「小林幸子田」と名付け、地元住民たちと一緒に米作りを開始。今年も田植えと稲刈りで同田んぼを訪れ、約300㌔のコシヒカリを収穫しました。
今回のイベントは、中越地震で一番被害が大きかった山古志、そして長岡、川口の3カ所から犠牲になった人たちへの追悼、震災によって得た感謝や復興への想いを伝えるために開催されたもの。
小林さんは、追悼式に参列した後、アオーレ長岡から平原綾香さん、川口から沢田知可子さんの歌手3人による三元中継が映像で紹介。続いてミニライブを開き、
「この山古志には『小林幸子田』を作っているので、毎年来させていただいていますが、今日という日は特別な日ですし、この日を決して忘れないでいたいです。私の歌に『雪椿』という歌がありますが、雪椿は新潟県の県木でして、雪椿は雪の中でもずっと咲き続けていますので、避難所で歌わせていただいたときに皆さんがこの歌を聴いて泣かれたんですよね。それがついこの間のような気がします。ですから歌の力で皆さんを励ますことができたら…」
とアピールしながら新曲「越後に眠る」をはじめ、「おもいで酒」「とまり木」「越後絶唱」、それに「雪椿」など全7曲を熱唱。
途中、旧山古志村の元村長・長島忠美(ただよし)さんと中越地震についてのトークコーナーで10年を振り返り、最後まで地元の参加者たちを歌のパワーで元気づけました。
また、開演前、体育館前に設置された2000本を超えるろうそくに点火された「復興の灯り」を見ながら
「私にとってこの10年は、あっという間だったような気がします。最初の被災のあとの皆さんの不安の顔が、いまでも忘れることができません。それから毎年、毎年、皆さんの顔が明るくなっていく姿を見て、よかったなと思っています。よくも10年も辛抱強く頑張ったなと思います。私も新潟出身ですが、新潟県人の粘り強さとか我慢強さを誇りに思います。まだまだいろんな意味で解決しなければいけないことが山積みですが、私は新潟県人として一緒に頑張っていきたいと思います」
と話していました。
11月17日には、初の日本武道館公演を行います。

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