■夏川りみが東京・高野山東京別院でデビュー25周年記念ファンクラブコンサート。22日配信の新曲「詩、歌、唄」を初披露。

公開日： 2024/05/21 : ニュース夏川りみ, 詩、歌、唄

沖縄・石垣島の出身で、国民的大ヒット曲「涙そうそう」などで知られる歌手・夏川りみ（50）が19日、東京・港区の高野山東京別院でデビュー25周年記念ファンクラブコンサートを開いた。

「高野山東京別院」は、高野山真言宗総本山金剛峯寺の別院で、首都圏における「大師信仰」の教化の拠点として多くの人々の心のよりどころとして長い歴史を刻んでいるが、「これまでにも何度かお寺で歌ったことはありますが、今回は25周年を記念して、縁結びのお寺としても知られているこのお寺がすてきだったので、ぜひ歌わせていただきたいと思った」ことから同所で歌うことになった。
　この日は、ファンクラブ会員を対象にしたスペシャルコンサートで、「見に来てくださった方々に元気や癒やしを感じていただけるようなコンサートにしたい」とし、約１００人の熱烈なファンが詰めかける中、三線を弾きながら代表曲「涙そうそう」をはじめ、「童神～ヤマトグチ～」「永遠の月（月亮代表我的心）」、森山直太朗のカバー曲「さくら（独唱）」、「会いたい（想你）」「愛さ生まり島」、それに25周年を機に制作され、５月22日に配信リリースされる新曲「詩、歌、唄」（読み・うた、うた、うた）の全７曲を熱唱。

　その中で、この日初披露した「詩、歌、唄」は「歌詞の中に、歌に救われていまがあるみたいな内容があるのですが、もう駄目かなとあきらめていたとき、カラオケで大好きな歌を歌いながら違う世界観に入っていくことができて、『歌っていいな』と歌に助けられた経験があるので、自分に言い聞かせるようなつもりで聴いている人にもこの歌の魅力を届けられたら…」と、新曲への思いを語り、最後に「25年たったいまも新人のつもりでいるのですが、これからも皆さんへの感謝の気持ちを忘れずに一人でも多くの方に生の声を届けていきたい」と話していた。コンサート終了後には、スタッフからお祝いの赤い花束が贈られた夏川は、会場となった本堂の入り口に立ってファン一人ひとりに直筆のサイン入りポストカードを手渡し、そのサプライズにファンは大喜びだった。

　１９９９年５月21日、夏川りみとしてシングル「夕映えにゆれて」でビクターエンタテインメントからデビューし、２００１年発売の第３弾シングル「涙そうそう」が大ヒット。ＮＨＫ紅白歌合戦にも数多く出場し、毎年行っている全国ツアーでは多くのファンを魅了している夏川は「25周年を迎えることができて、すごく幸せを感じていますし、いつも応援してくださる皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。小さいときから歌手になることを夢見てきたので、これからも大好きな歌で多くの人たちの心を元気に、そして幸せにできたら…」と目を輝かせていた。
25年間の中で一番思い出に残っているのは、「涙そうそう」が大ヒットしたことだそうで、「『涙そうそう』との出合いがなかったらこの25周年はなかったと思います。これからもずっと歌い続けていきたいですし、沖縄の島唄だけのアルバムを作ってみたい。改めて、三線も習いに行きたい」と意欲を燃やした。
　来る６月29日の神奈川・関内ホールを皮切りに、７月15日に大阪・森ノ宮ピロティホール、同20日に兵庫・神戸新聞松方ホール、同26日に東京・渋谷区文化総合センター大和田さくらホールで「夏川りみ 25ｔｈＡｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ〝たびぐくる〟プレミアムコンサート」を開催。
その後、８月18日の佐賀・佐賀市文化会館から「夏川りみ 25ｔｈＡｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ〝たびぐくる〟アコースティックコンサート」がスタート。

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