■松本伊代がビルボードライブ横浜で40周年記念ライブ。2ndステージでは夫のヒロミがサプライズで花束を持ってステージに
1981年10月21日、「センチメンタル・ジャーニー」で歌手デビュー。〝花の82年組〟の代表的存在として当時、史上最年少で日本武道館公演を成功させるなどトップアイドルとして大人気を博した松本伊代(57)が21日、神奈川・横浜市のビルボードライブ横浜で「松本伊代 40th Anniversary Live〝トレジャー・ヴォイス〟」と銘打った40周年記念ライブを開いた。
彼女の声を「私の好きな三大ヴォイスのひとつ」と称した恩師の作曲家・筒美京平さん(享年80)へのトリビュート作品として制作された40theアニバーサリーアルバム「トレジャー・ヴォイス」=自身のヒット曲&代表曲をセルフリメイク。全曲、筒美メロディーで構成=を昨年12月22日にリリース。
デビュー曲「センチメンタル・ジャーニー」以降、30曲もの曲を松本に提供してきた筒美さんと最も多くの仕事をしてきた編曲家・船山基紀(71)=同アルバムに収録された新録5曲のアレンジも担当=が、今回のライブでは音楽監督を務め、10月10日のビルボードライブ大阪と同会場の2カ所(全4公演)で開催。
夜2回公演に全国から熱烈なファンが大勢詰めかける中、日本を代表するミュージシャンたちをバックに1stステージは、白地にゴールドの刺繍が入ったドレス(2ndステージは、スパンコール付きのグレーのドレスを着用)を着て登場し、「(客席と)滅茶苦茶近いので、恥ずかしいです」と照れながら「まさに今日が10月21日のデビュー日です。その日に皆さん、集合していただきありがとうございます。意外と男性の方が多くてびっくりしているところです。私のファンは女性が多いので、すごくうれしいです。今日は(40周年記念アルバム「トレジャー・ヴォイス」に収録された)筒美京平先生の歌と昔の懐かしい曲といろいろ歌っていきたいと思います」と笑顔であいさつ。
最新アルバム「トレジャー・ヴォイス」に収録の「くれないホテル」(西田佐知子のカバー)をはじめ、第2弾シングル「ラブ・ミー・テンダー」、第6弾シングル「チャイニーズ・キッス」、第7弾シングル「太陽がいっぱい」、第10弾シングル「恋のKNOW-HOW」、同アルバムのために書き下ろされた新曲「イエスタデイ・ワンス・モア」などを歌唱。また、カバー曲から1stステージは平山三紀の「真夏の出来事」、2ndステージは岩崎宏美の「シンデレラ・ハネムーン」などを披露。アンコールで大ヒット曲「センチメンタル・ジャーニー」も熱唱し全18曲、デビューから現在までの40年間にわたる歌の軌跡を網羅したプレミアムなステージでファンを楽しませた。
2ndステージでは、仕事終わりで駆けつけた夫でタレント・ヒロミ(57)が、アンコール前にサプライズで花束を持ってステージに上がり、満面の笑みを浮かべていた。そして、松本は「パパは来られないって言っていたのに…。びっくりしました」と感激すると、ヒロミは「伊代ちゃんなりの味が出ていたね」と喜んでいた。
松本は「16歳でデビューしたときは、まさか40年後も歌っているなんて想像もしていませんでしたが、ファンの皆さんをはじめ、たくさんの方に支えられてこの日を迎えることができました。素晴らしいステージを作ってくださった船山基紀先生と凄腕ミュージシャンの皆さんには感謝の言葉しかありません。今日の感動を忘れず、またこのような機会が持てるよう歌い続けていきたい」と話していた。
なお、同公演をライブ収録した映像がBlu-rayとDVDで、同音源がCDで来年1月18日にビクターエンタテインメントから発売予定(タイトルは「松本伊代『40th Anniversary Live〝トレジャー・ヴォイス〟』」)。
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