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■岩佐美咲がミュージカルに初挑戦。いきなり主役に大抜擢され、ダンスとコメディーと演歌満載の新作ミュージカルを今月30日まで上演

公開日: : ニュース

 2016年に女性アイドルグループ、AKB48を卒業。2012年2月に「無人駅」でソロデビューして今年で丸10年を迎え、昨年10月発売の最新シングル「アキラ」(発売・徳間ジャパンコミュニケーションズ)が現在、ロングセラー中の演歌歌手・岩佐美咲(27)が主演するミュージカル公演「演歌ミュージカル『明日に唄えば~清き一曲お願いします~』」(脚本・吉井三奈子、演出・おおたけこういち)=今月30日まで全7回上演=が26日、東京・池袋の東京芸術劇場シアターウエストで初日の幕を開けた。

 同公演は、1979年に俳優・三宅裕司を中心に旗揚げされ、いまも演劇界の第一線で活躍中の「劇団スーパー・エキセントリック・シアター」の最新作で、「演歌×選挙」がテーマの新作ミュージカルだ。演歌は、自由民権運動の時代に自身の主張を歌に託した「演説歌」が誕生のきっかけになったと言われているが、同最新作では、選挙という題材を演歌の名曲に載せ、ダンスとコメディー、演歌満載の日本風ミュージカルに仕上げた。そのオープニング曲には、岩佐の第5弾シングル「ごめんね東京」が決定。
岩佐は「元演歌歌手・梅川千春」の役で、全く売れずに歌手を引退し、故郷に戻ってくるところから物語は始まる。親の勧めで古参政治家・根来川の事務所にバイト勤務する中、選挙管理委員会の風太と出会い、彼を通して町が抱えている問題を知ることに。そして祭りの日、のど自慢大会が開かれ、根来川の命令で千春が歌うことになるのだが、自身の歌で盛り上がる観客の笑顔に感動した千春は、歌の素晴らしさを再認識する。だが、その祭りも根来川が進める再開発の影響でなくなる可能性が高いことを知り、千春は選挙に出馬することを宣言する…。

 相手役の選挙管理委員・風太役を百名ヒロキ(28)、ライバルとなる古参政治家・根来川役をモト冬樹(70)が演じ、その脇を丸山優子、立川ユカ子、白井美貴、渋谷渉大流ら劇団スーパー・エキセントリック・シアターのメンバーが固める。ミュージカルは初めての出演で、しかもいきなり主演という大役にチャレンジすることになった岩佐だが、AKB48に加入する前からダンスレッスンに通い、演歌歌手でソロデビュー後は数々の舞台公演で芝居も演じてきたという経験の持ち主だけに、まさに〝はまり役〟といえる。この日、舞台初日の本番前にゲネプロ取材会が行われ、岩佐は「今回のミュージカルの出演が決まったときは、お芝居の経験は、まわりの皆さんと比べると少ないので、自分に務まるのかという不安はあったのですが、共演の皆さんに助けていただきながら何とか今日を迎えることができました。昨日この劇場に入ってからは、頑張ることでいっぱい、いっぱいだったところから楽しみだなという実感に変わって、お客さまがいらっしゃる姿が想像できて、また新しい私を見ていただけるように一公演、一公演、大事に演じたいなと思っています」と意欲満々だ。

ミュージカルは初めてだが、「お芝居のときはお客さまの顔は意識することはできないのですが、歌のシーンでは、歌う曲が演歌ですし、自然と客席のほうに目がいくので、何か不思議な感覚がします。私が扮する千春はデビューして10年間、演歌歌手をやり、私もソロデビューして丸々10年やらせていますし、性格も似ていて、すごく自分と重なる部分があって、お芝居をしながら千春でもあり、私でもあるような感覚です。選挙がテーマになっていますが、改めて政治とか選挙を考えるいいきっかけになっていますし、ここで学んだことが今後に生かせるのでは」と話していた。
モト冬樹との共演も初めてで、「初めてお会いするときは緊張しましたが、すごく優しくて気さくな方で、お芝居に関してもいろいろとアドバイスしてくださいます」と笑顔を見せていた。                
岩佐は4月6日に、東京都・西新井文化ホールにて行われる「長良グループ 夜桜演歌まつり」に出演を予定している。 

サンニュース

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