■福田こうへいが10周年記念スペシャルコンサート。故里村龍一さんの「男川」からスタート。徳光和夫さんがサプライズでゲスト出演

最新シングル「男の残雪」(発売・キングレコード)が好調の演歌歌手・福田こうへい(45)が7日昼夕2回、東京・港区のメルパルクホール東京で「福田こうへいコンサート2021 10周年記念スペシャル」と銘打った10周年記念コンサートを開いた。
新型コロナ感染防止対策のためソーシャルディスタンスを保ち、客席を半分にし、各約750人、昼夕2回合わせて約1500人を動員。
今月5日にアルコール性肝硬変で亡くなった作詞家・里村龍一さんが作詞して、2019年2月6日に発売された「男川」に急きょ、曲目を変更してスタートし、「デビュー10周年を迎えまして、様々な方々に応援していただき今日の舞台を踏むことができました。嫌な世の中に流されずにここまで来られたのも、皆さまに応援していただいたお陰でございます。本日も皆さまに感謝の気持ちを心から込めまして歌を届けたいと思います」とあいさつ。
2部構成で、第1部は、昭和の名曲の中からファン投票で選んだベストテンから第10位「北の旅人」をはじめ、第3位「かえり船」、第2位「男の海峡」、第1位「イヨマンテの夜」まで全10曲を一気に歌唱した後、新曲「男の残雪」を熱唱。
第2部は、ハーモニカ伴奏で叙情歌の「おぼろ月夜」「里の秋」、民謡から「渋民荷方節」「本荘追分」などを披露。

その後、フリーアナウンサー・徳光和夫(80)のナレーションに乗せて「かんべんナ」「南部蝉しぐれ」「峠越え」などを歌うと、そこにサプライズで徳光が登場。福田が「生まれて初めて芸能人の方で握手したのが、4歳のときに徳光さんです。そんな方に自分の10周年に来ていただいて光栄です」と喜ぶと、徳光は「10年間のこうへいさんを見ていますと、先輩の歌手を敬いますね。先輩歌手も素直に福田こうへいの実力を認めておりまして、細川たかしさんは『すごい』、吉幾三さんは『いいね』、北島三郎さんは『久しぶりに出た本格的な高音歌手』と言い、五木ひろしさんは『福田こうへいは深い』と絶賛しておりました」と、10周年にエールを送った。
また、フィナーレでは大太鼓にも挑戦し、全30曲のバラエティーに富んだプログラムと見どころいっぱいの熱いステージで最後まで客席を楽しませた。
10周年を迎えて、「10周年はあっという間でしたね。お客さんの反応が、いまは拍手しかいただけない。お客さんと方言を交えてのキャッチボールを早くしたいのがいまの思いです」。里村さんについては「『男川』のレコーディングのときに一度だけお目にかかりましたが、その時点で昔に較べると体調が思わしくなかったようです。初対面でありながら北の人間同士といいますか、里村先生は北海道で、私は岩手で、『おめえ、訛ってていいな』と違うところから意気投合しまして、今日は先生への恩返しの1曲として、感謝の気持ちを込めてこの歌でスタートしたいなと思って変更しました」と話していた。
過去4回出場している「NHK紅白歌合戦」(2013年、14年、16年、17年に出場)には「今年はぜひ返り咲きたい」と意欲を燃やしていた。
この後、10月11、12日に岩手・岩手県民会館大ホール、11月6~12日まで(9日は休演)大阪・新歌舞伎座で10周年記念スペシャルコンサートを開催。
サンニュース

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