■中村雅俊が初めてフルオーケストラと競演コンサート。歌手になって3つ目の夢を実現。57人編成の大オーケストラで全14曲熱唱
俳優で歌手・中村雅俊(70)が30日、東京・渋谷区のBunkamuraオーチャードホールで「billboard classics 中村雅俊 Symphonic Live 2021~Before DAWN~」と銘打った初のフルオーケストラとの競演コンサートを開いた。
俳優としては、1974年、テレビドラマ「われら青春!」で主演デビューして以来、数々の映画やドラマ、舞台などに出演し、これまでに連続ドラマ34本を含めて、主演作品は100本を越え、今日まで第一線で活躍。
また、歌手としてもテレビドラマ「われら青春!」挿入歌「ふれあい」でデビュー。いきなりミリオンヒットを放ち、「俺たちの旅」「心の色」など数々の大ヒットを放ち、シングル55枚、アルバム41枚をリリース。毎年、コンサートツアーを開催し、1500回を超える公演数を誇る。
そんな歌の世界でも第一線で活躍中の彼が今回、これまで経験したことのない〝フルオーケストラをバックに歌う〟ビッグなステージに初挑戦することになった。
8月28日の兵庫・兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールを皮切りに、9月3日の愛知・愛知県芸術劇場 コンサートホール、同26日の熊本・熊本城ホール メインホール、今回の東京と、全国4都市ツアーを回り、この日がファイナル。
兵庫(西宮市)と愛知(名古屋市)は大阪交響楽団、熊本(熊本市)は九州交響楽団、そしてファイナルの東京公演は「新日本フィルハーモニー交響楽団」と競演。そのフルオーケストラを率いるのは、日本でも有数の指揮者・円光寺雅彦(67)で、サポートミュージシャンに大塚修司が参加し、山下康介が編集監修。
57人という大編成のオーケストラ演奏でオープニングの幕を開けた後、中村が登場し、「今日は、本当に心配していました。このコロナ禍の中、そして大型台風が近づいてくる中、皆さん、よく来てくださいました。デビューが先生役で、先生役の人が歌うことが決まっていまして、それを知らずに出したのが『ふれあい』という曲です。もう47年前の話ですが、それからずっと歌い続けてきましたが、歌手になると夢を持つんですね。最初の夢は、NHK紅白に出ること。2番目の夢は、武道館でコンサートをやること。そして3番目の夢が、オーケストラで歌を歌うこと。それが今日実現して、いまオレは夢の中にいる感じです。皆さんも一緒に夢を見ましょうね」と笑顔であいさつ。
大ヒットシングルから「ふれあい」をはじめ、「俺たちの旅」「恋人も濡れる街角」「心の色」、最新シングル「だろう!!」(東建コーポレーション イメージソング、発売・日本コロムビア)、そしてフィナーレの「いつか街で会ったなら」まで全14曲を、絶妙なトークを交えながら熱唱。
途中、オーケストラ演奏だけで「ただお前がいい」「恋人も濡れる街角」も披露し、最後までコンサートタイトル「Before DAWN(夜明け前)」のように、演者と聴き手との間に澄み渡る空間と甘くて贅沢なひとときが静かな応援の中で繰り広げられた。
10月1日からこれまでに発売してきた55枚のシングル作品が全世界配信されることになり、すでに配信済みの楽曲と合わせ、中村雅俊の全楽曲がダウンロード・サブスクリプションで聴けるようになる。
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