■大石まどかがデビュー30周年記念シングル「茜の炎」発表会。ダンディ坂野と「愛が生まれた日」で初デュエットも披露
今年でデビュー30周年を迎えた演歌歌手・大石まどか(48)が、8月4日に同記念シングル「茜の炎」を発売するのを記念して2日、東京・港区のザ・プリンス パークタワー東京で新曲発表会を開いた。
今回の新曲は、Winkの「淋しい熱帯魚」や高橋洋子の「残酷な天使のテーゼ」などの大ヒットで知られる作詩家・及川眠子さんと初めてタッグを組み、作曲に幸耕平さん、アレンジに坂本昌之さんを起用。
一度は恋に破れ、もう恋なんてしないと思っていた訳ありの大人の女性が、再びの出会いから恋に落ちていく模様を描いた大人の純恋歌で、これまでの演歌とは趣を異にした大人の歌謡曲にチャレンジ。
この日は、マスコミ関係者だけを招いての新曲発表会で、最初に妖艶な着物姿で30周年記念曲「茜の炎」を歌った後、同じ事務所に所属のお笑いタレント・ダンディ坂野(54)が登壇し、「愛が生まれた日」をデュエット。再度、洋装で新曲「茜の炎」を熱唱した。
同シングルのボーナストラックに収録の「愛が生まれた日」=1994年発売の藤谷美和子&大内義昭が歌って大ヒットしたデュエット曲をカバー=で初デュエットしたダンディは「『だんさかチャンネル』という私のYouTubeチャンネルで、自作で音源を作ったり、歌を歌ったりしているのですが、それを大石さんが見てくださっていて、私にオファーしてくださいました。私も歌が大好きなので、ぜひにと歌わせていただくことになりました」と経緯を説明しながら「年齢は私のほうが上ですが、大石さんは地元の先輩ですから恥をかかせてはいけないと思い、ボイストレーニングも受けました。この曲は男性パートのハモリが非常に難しくて、高いところのサビはあまりにも高いのでキーを半音下げて歌っています。(衣装の黄色のスーツは)この歌のために新調しましたので、私の資金もすっからかんです」と笑わせ、MCのお笑いコンビ「サツキ」からの「芸人と歌のどちらが楽しいですか?」という質問には「歌です」と即答。
大石は「私の衣装も黄色に合わせてきました。これは、コロムビアレコードの先輩・多岐川舞子さんが『まどかちゃん、私が着ていた黄色いドレス着る?』と聞かれ、『ぜひ欲しい』と言っていただきました。いただきものですが、ダンディさんのよりもはるかに高いです」と笑わせ、コントまで披露した。
同デュエット曲は、大石からダンディに声をかけて実現したもので、大石は「サンミュージックプロダクションにはこの方しかいない。歌がお上手だし、年齢も近いですから…」と、初デュエットは息もぴったりだった。
また、会場には「茜の炎」を作詩した及川眠子さんと作曲の幸耕平さんも駆けつけ、及川さんは「いつまでも輝ける女を詩に込めました」、幸は「いまだにこんなにきれいなまどかちゃんに似合っている歌を作ろうということで、一生懸命作りました」とあいさつ。
大石は「30周年はあっという間でしたが、すごく恵まれていたなと改めて感じています。コロナ禍の中、新曲が出せ、こうして発表会までできたということは、いままでにないうれしさと、感謝の気持ちでいっぱいです。本格的な歌謡曲は初めてでして、背伸びをせず、年相応に、肩に力を入れずに歌える歌をいただいたかなと思います。私はジャズが好きで、よくライブとかで歌わせていただいていますが、幸先生がジャズっぽいテイストのボサノバのリズムのメロディーを書いてくださり、及川先生が大人の初恋のような純粋な恋の歌を書いてくださって、私は自分の中でこの歌を〝純恋歌〟と呼んでいます。ぜひ大ヒットさせたいです」と話していた。
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