■長山洋子が東京・花園神社で新曲「あの頃も 今も~花の24年組~」ヒット祈願。団塊世代へエールを。11月からコンサートも再開
演歌歌手に転身して今年で28年目を迎えた長山洋子(52)が、10月21日にビクターエンタテインメントからニュー・シングル「あの頃も 今も~花の24年組~」(詩・友利歩未、曲・桧原さとし)を発売し、同日、東京・新宿区の花園神社でヒット祈願を行った。
前作シングル「夜桜ブルース」(昨年6月26日発売)は、ブルース曲として人気を博したが、今回は、シャンソン風のアレンジで、昭和24年前後生まれの青春と人生の輝き、そして今も元気に自由を謳歌する団塊世代へエールを贈る楽曲になっている。
拝殿で、新型コロナウイルス感染鎮静を願いながら新曲ヒットの祈祷を受けた長山は「前作から1年ぶり以上になり、待ちに待っていた新曲ですが、世の中もコロナで様変わりしていますので、気持ちも新たに、新鮮な思いで祈願させていただきました」と、晴れ晴れとした笑顔を見せた。
今回が55枚目のシングルで、「五木ひろしさんですね。キリがいいですね」とジョークを飛ばしながら「昭和24年前後生まれの方たち、団塊世代と言われている方たちをテーマに作っていただいた作品です。その世代の方々は、いろんな経験をされていて、いまも現役バリバリでご活躍されている方ばかりで、そういう意味では、私たち後輩もいろんな刺激をいただいて育ってきていますので、そんな思いがいっぱい詰まった作品です」。
ヒット祈願の後、宝物殿に収められた神輿がマスコミ向けに特別に公開。今年5月の例大祭がコロナの影響で中止になり、出番がなかった神輿の前で、「このコロナ禍で、70歳代の演歌の先輩たちが出演している昔の映像を見返す時間がたくさんあったのですが、改めてその先輩たちを尊敬しました」。
長山もコロナの影響でコンサートをはじめ、歌の仕事が次から次へと中止になり、自宅での自粛を余儀なくされたが、「仕事が全くなくなるというのは、デビュー以来、なかったことなので、『これから先、一体どうなるんだろう』という不安を初めて経験しました。自粛中は全然歌っていないので焦っていましたが、焦っても仕事が入ってくるわけではないので、『これは、神様から与えられた休憩の時間なんだ』と気持ちを切り替えたらすーっと楽になり、それからは自分で毎日声出ししたり、トレーニングをしたりして自主トレに励みました」。
昨年は、初期の乳がんを患い、ファンやスタッフらを心配させたが、「去年の夏に病気してから1年以上がたちますが、1年検診も異常なしと言われましたので、いまはとても元気です」と、健康をアピール。
そんな中、コロナ禍で延期になっていたコンサートも再開。11月6日の神奈川・茅ヶ崎市民文化会館&神奈川県民ホールからステージが始まるが、「チケットを持って待っていてくださった方も大勢いらっしゃいますので、何とか喜んでいただけるようにと、もちろん感染対策をしながら特に津軽三味線の生の迫力を味わっていただきたいですね。私自身もすごく楽しみにしています」と話していた。
(サンニュース)
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