■森山愛子が新曲「伊吹おろし」発表会。本物のヘビを初めて首に巻きながら新曲を熱唱。「可愛い!」と大感激
今年でデビュー17年目を迎えた演歌歌手・森山愛子(35)が、通算13枚目の最新シングル「伊吹おろし」(詞・麻こよみ、曲・水森英夫)をユニバーサルミュージックから8月12日に発売したのを記念して同17日、東京・原宿の東京スネークセンターで新曲発表会を開いた。
今度の新曲は、連続ヒットを放った「会津追分」(2017年)、「尾曳の渡し」(2019年)に続くご当地ソング3部作の最終章となる王道演歌で、舞台は「岐阜県」。同地にたたずみ、いくら呼んでも届かぬはかない想いを切々と歌い上げた失恋ソングだ。
3番の歌詞に「女哀しい 十九女池(つづらいけ)」というフレーズがあり、その昔、岐阜・関ヶ原の村南にある大池に大蛇が棲んでいて、それが夜になると十九の美しい娘に変身して若者たちの胸をときめかすが、やがて正体を知られ、「縁あって、遠くへまいります。十九女」と書いた短冊と横笛を置いて姿を消すという「十九女池伝説」をモチーフにしたもの。
そんなせつない龍女を再現するためにこの日、日本で初のヘビカフェを訪れた森山は、同店の大人気ヘビで、全長130㌢、体重2・5㌔の「ビーノくん」(雄)と初対面。
「今日は、十九女池伝説の主人公・十九女になりきって、そのイメージの衣装を着てまいりました。ヘビって可愛いですね。もう何年も前のことですが、お友だちがヘビを飼っていて、ちょっと触らせてもらったり、巻かせてもらったことがあります。ヘビを巻いて歌うのは初めてです。初めてなので、歌えるかしら」とあいさつし、「あったかいし、可愛い! お父さんの首みたい」と感激しながらビーノくんを首に巻いて新曲「伊吹おろし」を熱唱。
歌い終わって、「筋肉質の男性の腕のような感触で、久しぶりに男性に抱きしめられているような雰囲気で(笑)、気持ちよかったです。初めてヘビを首に巻いて歌うので、最初は緊張して力が入ってしまうかなと思ったんですけれど、いつも以上に力が抜けて、落ち着いて歌えました。デビューのときからの夢である紅白の舞台に立てたらもっと大きなヘビと共演したい」とうれしそうだった。
前作「尾曳の渡し」が、2019年JOYSOUNDカラオケ年間ランキングの「令和発売曲ランキング(総合)」で10位を達成したが、「今度の新曲『伊吹おろし』を師匠の水森英夫先生から初めて聴かせていただいたとき、『これはいける!』と思いました。タイトルもすっきりとしていて、心に響くメロディーで、歌詞もとてもシンプルで胸にすっと入ってくるようで、これぞ演歌だという1曲をいただきました。この3部作の中で一番のヒットにしたい」と大ヒットへの意欲満々。
コロナ禍で3月末以来、人前では歌えない状況が続いているが、「それがマイナスばかりではなくて、自分自身も自立、成長できたかなと感じていますので、ステージに復帰できたときは、いままでの自分ではない、新しい森山愛子として皆さんにお会いできるよういまはトレーニングにも通って鍛えていますし、早くお客さまの前で歌いたいです」と話していた。
(サンニュース)
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