■井上由美子が自ら構成・演出を手がけたコンサートで全20曲熱唱。1月9日発売の新曲「想い出の路」も披露
今年でデビュー16年目を迎え、1月9日に第20弾シングル「想い出の路(みち)」(詞・円香乃、曲・水森英夫、発売・キングレコード)を発売した演歌歌手・井上由美子(42)が1月11日、東京品川区のスクエア荏原・ひらつかホールで「由美子さ~ん! 開演時間ですよ~!!」と銘打ったコンサートを開いた。
デビュー当時からの熱烈なファンら約400人が詰めかけ超満員の中、冒頭に好きなパチンコをやっていて開演時間に間に合うかどうかひやひやしながら自転車で会場に駆けつけるという凝った演出で、しかもステージ上にもその自転車に乗って着物姿で登場。
「(間に合うかどうか)危なかったです…。今日は1月11日、1が並んで縁起がいいと思って今日の日を選んでみました。大安吉日でもあり、すべてがそろっています。2004年1月7日にデビューして、もう15年。井上由美子は15歳になりました」とあいさつすると、客席からは「おめでとう!」コールが沸き起こり、「15年の間にはいろんなところにおじゃまして、たくさんの方とお会いできて、皆さんに温かく支えていただいて今日まで頑張ることができました。楽しいことばかりじゃなかったと思うんですけれど、楽しかったこととか、うれしかったこと、感動したことしか頭に浮かんでこない、思い出せないんです。たぶん、いやだったことやしんどいなと思ったことも皆さんがくれたうれしさや感動が、すべていい想い出に変えてくれたんだなと…。今日は、皆さんに感謝の気持ちが届くように最後まで元気いっぱい、心を込めて歌わせていただきます」。
2004年1月7日発売のデビュー曲「恋の糸ぐるま」をはじめ、「海峡桟橋」「相馬に雨が…」、TVドラマ「家なき子」を彷彿させる芝居を交えながら「東京キッド」(美空ひばり)、「空と君のあいだに」(中島みゆき)、「赤ちょうちん」(かぐや姫)、そして新曲「想い出の路」、同カップリング曲「ひとり北夜行~愛ふたたび~」、アンコールでファンや友人たちと一緒に「うち好きやねん(よさこいバージョン)」など全20曲を熱唱した。
15年を振り返って、「あっという間でした。着物でウインドサーフィンに乗ったり、静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社で真夜中に白装束で冷水の池に浸ってみそぎをしたりとか、いろんなことにも挑戦させていただきましたが、そんな積み重ねてきたものがこの15年につながっているんだなと思います」と話していた。
(サンニュース)
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