■村上紗由里がちょっと早めの歌い納めワンマンライブ。懐かしい昭和のメロディーで満員のファンを魅了
メジャーデビュー2年目を迎え、第2弾ミニアルバム「すいかずら」(ベルウッド・レコードから5月10日発売)がロングセラー中のシンガー・ソングライター、村上紗由里(28)が11月22日、東京・渋谷区の恵比寿天窓.switchで「体験 第3章~睦月の夕べにラヂヲの音色~」と銘打ったワンマンライブを開いた。
山崎まさよし、秦基博ら個性的なシンガー・ソングライターを世に輩出し続ける音楽プロダクション「オフィスオーガスタ」と、個性的な実力派アーティストが多く所属する「ベルウッド・レコード」が初タッグを組み、昨年6月1日にミニアルバム「落陽」でデビューしたのが村上紗由里だ。
今回のミニアルバムは「昭和初期、戦後の音楽からニューミュージックまでの間を行き来できるようなノスタルジーな雰囲気の曲をいっぱい詰め込もうというコンセプトで作ったアルバムです」。なかでもリード曲「忍冬(すいかずら)」(詞曲・村上紗由里)は、昭和テイストいっぱいの懐古主義的かつ鮮烈な郷愁を伴う楽曲として大きな話題を呼んでいるが、「戦後、大ヒットした『リンゴの唄』のような雰囲気の曲ですが、『平成のリンゴの唄』になればいいなと思って作りました」。
この日は、ワンマンとしてはちょっと早めの2017年歌い納めとなるライブで、吉田拓郎や南こうせつのサウンドのキーマンを務めたギタリスト・徳武弘文と彼のバンド「鉱石ラヂヲ」のメンバーを迎え、初のバンドスタイルで行うことになり、「今日は、今年最後のワンマンライブですので、皆さんにおもいっきり楽しんでいただきたいですし、終わったあとに『楽しくて、あっという間だったね』と言っていただけるようなライブにしたいです」。
会場は約100人のファンで超満員の中、「今日は初めてのバンドでのワンマンライブなので、この日が来るのをずっと楽しみにしていました。皆さんもどうぞ最後まで楽しんでいってください」と笑顔であいさつし、アコースティックギター&ピアノの弾き語りで、昨年6月1日発売の第1弾ミニアルバム「落陽」から「アメザイク」「風を待つカーテン」「あげます」、第2弾ミニアルバムからフォークシンガー・及川恒平の代表作のカバーから「面影橋から」、音楽プロデューサーで作曲家・加藤和彦が遺した幻の未レコーディング作品「泣いて泣いて」、自作詞曲から「花嫁になるあなたへ」「はあべすと」などを歌唱。
また、来春発売のアルバムに収録予定の新曲から初お披露目の「遠雷」「迷走」、第1弾ミニアルバムのリード曲で、映画「燐寸少女 マッチショウジョ」挿入歌の「落陽」、それに同第2弾のリード曲「忍冬」など全16曲を披露し、歌い納めにふさわしい熱唱ライブで最後まで客席を楽しませた。
12月2日には、東京・池袋の西武池袋店で系列レコード会社・キングレコードに所属の演歌歌手・山本あきと2人で「山本あき&村上紗由里 フォーク村クリスマススペシャル」と銘打ったジョイントライブを開く。
(サンニュース)
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