■大工から歌手に転身。実力派演歌歌手・港良江が「苦労船」でビクターエンタテインメントからデビュー
大工から演歌歌手に転身」という異色の実力派男性演歌歌手・港良江(みなと・りょうえ)=埼玉・さいたま市出身=が、ビクターエンタテインメントから2月17日に「苦労船」(カップリング曲「浮世船」)=両曲とも詞曲・水野正人=でCDデビューした。
子どものころから歌手を目指してきたが、なかなかチャンスに恵まれず、社会人になってからは「大工」の仕事が忙しくなり、いつの間にか歌手は遠い夢だと思ってあきらめていた。ところが、5年ほど前、作詞・作曲家の水野正人さんと知り合い、歌の個人レッスンを受けるようになったことがきっかけで再び歌手への夢を抱くようになった。
しかし、そのレッスン中もプロの歌手になるのは厳しくて、半ば無理だとあきらめていた矢先、同氏からお墨付きをもらえたことによって大工の仕事を思い切ってやめ、真剣に歌手への道を志し、遂に長年の夢がかなうことになったもの。
「昔から演歌が大好きで、特に三橋美智也さんや五木ひろしさんといった男性歌手の演歌を好んで聴いていました。レッスンでもそんな方々の歌を中心に歌わせていただいていました。水野先生はレッスン中は大変厳しい方ですが、仕事を離れるととても優しい方でして、そんな先生にご指導いただけて大変感謝しています」
そんな港が尊敬する水野氏からデビュー曲「苦労船」をもらい、レコーディングが決まったときは「最初は信じられませんでした。でも、レコーディングの日時と場所を聞かされたときは、いよいよ自分の長年の夢が果たせるのかと思うと、本当にうれしくて感激しました」。
独特の声とキーの高さが特徴の個性派歌手として注目を集めている彼は「このデビュー曲は、私がこれまで歩んできたことを先生がお聞きになって、それを元に詞と曲をお作りになったそうなので、歌いがいもひとしおですね。私は職人でしたので、いろいろな面で大変でしたし、家族にも迷惑をかけたなと思っています。それだけにこの歌を歌うと、そんな苦労した時代のことが昨日のことのようによみがえってきます」
「自分に曲がもらえるとは思ってもいませんでしたので、最初のうちは無我夢中で歌うのが精いっぱいで、作品のよさというのがわからなかったのですが、レッスンしながらある程度、自分なりに歌えようになってからは、この曲の素晴らしさが身にしみて実感できるようになりました。そして、いよいよ自分も歌手になるんだなという喜びが沸いてきました。これからは、歌わせていただけるところがあれば、どこにでも行って歌わせていただきたいですし、私の歌を聴いて一人でも多く方の心に感動が残るような歌手になりたいです」と意気込みもひとしおだ。
(サンニュース)

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