田中照久、イタリアン・レストランでカジュアルなライブを開催
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ニュース KARAOKE WORLD CHAMPIONSHIP, 田中照久
昨年のクリスマス・イブに日本クラウンから配信限定シングル「さくらほろほろ」でデビューした田中照久が8月1日の夜、東京・代々木のイタリアン・レストラン「ルッコラ」でライブを行った。
田中は、2013年にフィンランドで開かれた『KARAOKE WORLD CHAMPIONSHIP』に日本代表として出場し、みごと20の国と地域から集まったハイ・レベルなアマチュア・シンガーの頂点に立った実績の持ち主。
決勝で歌ったのが、さだまさしの「たいせつなひと」だったことから、帰国後はさだがパーソナリティーを務めるテレビ番組やさだのコンサートに出演するなどして注目を集め、さだのアルバム『第二楽章』に収められていた「さくらほろほろ」でデビューを果たしている。
ルッコラでは、満席となる約50名のファンを前に、最大の武器である柔らかく澄んだ高音を活かして「たいせつなひと」からライブをスタート。普段は早大の職員として勤めていることから、これがデビュー後初の本格的なライブとあって、やや緊張気味ながらも、誠実な人柄と歌を愛する気持ちが真っ直ぐに伝わる歌で魅了した。
まだMCにも慣れていない田中は、曲間も言葉数少なめだったが、ファンはその歌声だけでハートを掴まれた様子。ピアノ伴奏による歌に静かに耳を傾け、藤澤ノリマサのカバー「希望の歌~交響曲第九番~」では手拍子で田中を盛り立てた。曲数はアンコールを含め7曲と少なかったが、歌い終えた田中はホッとした表情で感謝の言葉を述べ、少年のような笑顔を見せた。
「『ひまわりの約束』では緊張のせいで間違えてしまったので、その後でアンコールで、きちんと歌い直すチャンスをいただけてよかったです。集まって下さった皆さんと、場所を提供して下さったお店のオーナーのお蔭で楽しいライブを開くことができて、とても感謝しています。まだプロ歌手としての実感はあまりないんですが、僕の歌を楽しんでいただける機会があれば積極的に歌っていきたいです」と意欲を語る田中。
今後もライブなどでの経験を重ねて個性を磨き、自らがこの日うたった桜や向日葵のように、プロ歌手の世界でも花と咲いてほしいものだ。
なお、当日の曲目は次の通り。1.たいせつなひと、2.さくらほろほろ、3.You Raise Me Up、4.希望の歌~交響曲第九番~、5.366日、6.ひまわりの約束、アンコール.さくら(独唱)。また、田中は所属の一般社団法人日本歌手協会が東京・ゆうぽうとで開催する『2015歌謡フェスティバル』に出演、9月10日昼の部のステージで「さくらほろほろ」を歌う予定。
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