■水森かおりが東京でメモリアルコンサート。「大阪恋しずく」MVのYouTube聴回数が197万回を突破。今年は、全国6カ所で初のメモリアルコンサートツアー開催。
今年でデビュー30周年を迎え、最新シングル「大阪恋しずく」(作詩・かず翼、作曲・弦哲也、編曲・伊戸のりお)=徳間ジャパンコミュニケーションズから3月18日発売=がロングヒット中で、同曲のミュージックビデオがYouTubeで197万回を突破した演歌歌手・水森かおり(52)が25日、東京・渋谷区のLINE CIBE SHIBUYAでメモリアルコンサートを開いた。

毎年、デビュー日の9月25日に東京で行っている恒例のコンサートで、今年は初めて全国6カ所で「メモリアルコンサートツアー」として開催。
会場は約1800人の熱烈なファンが詰めかける中、22年連続で出場した昨年の「NHK紅白歌合戦」で着た白のドレス衣装で登場し、オープニングに最新曲「大阪恋しずく」を歌唱。前半は、1995年発売のデビュー曲「おしろい花」をはじめ、「釧路湿原」「ひとり薩摩路」「輪島朝市」「松島紀行」「早鞆の瀬戸」「水に咲く花・支笏湖へ」「日向岬」、そして昨年発売の「三陸挽歌」まで各年度に発売されたシングル表題曲すべてを、それぞれのミュージックビデオを映写しながら1コーラスずつ披露。

後半は、水色パンツ姿で客席をラウンドしながら昭和のヒット曲のカバーからちあきなおみの「四つのお願い」、ジュディ・オングの「魅せられて」、テレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」、ピンク・レディーの「SOS」などを元気いっぱいに歌唱しつつ、サインボールをお客様に投げる大サービス。
終盤は、8月6日発売のカバーアルバム「Heartful Songs」より「もしもピアノが弾けたなら」(西田敏行)、9月24日発売の最新アルバム「歌謡紀行24~大阪恋しずく~」=〝歌で旅するアルバム〟をコンセプトにした「歌謡紀行」シリーズの最新アルバム=から司会者・西寄ひがしが作曲した「夢洲(ゆめしま)ブルース」、桂由美さんの思いをスタッフが引き継いでデザインしたボルドーのドレスに着替えて、30年の歌手人生の大きな転機となった作品から「東尋坊」「鳥取砂丘」、それに再度、新曲「大阪恋しずく」を熱唱し、フィナーレは「明日への扉」を歌って全49曲を最後まで力いっぱい歌い上げた。

この日から31年目に入ったが、30周年を「デビューしたときは、自分の30年後を全く想像もしていなかったので、不思議な感じがします。紅白歌合戦に出場させていただいたのが9年目だったので、そこからはあっという間でしたが、そこまでの9年は苦しかったことなどいろいろあったので、その9年間があったからこうして30年間頑張ってくることができたのだと思います」と振り返りながら「最近は、バラエティー番組などを見てファンになってくださる若い方も増えてきて、三世代で応援して方も多くなってきたのでうれしいですね。これから先も幅広い世代の方々に応援していただけるような歌手になりたい」と話していた。
また、23回目の紅白に向けて「昨年の紅白が終わった後、『今年はデビュー30周年なので、また紅白の舞台に帰りたい』という思いで1月1日からスタートしたので、その目標に向かって年末まで頑張っていきたい」と、新たな決意に燃えていた。
この日から「水森かおり ご当地ソング大募集!~あなたの町が歌になる~」と題して、水森の作品の舞台になる場所、歌のテーマとして相応しい場所、歌ってほしい場所を募集=応募締め切りは11月30日=。採用された場所はシングル作品として発売予定。
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