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森かおりが東京・中野サンプラザホールで毎年恒例のメモリアルコンサート。サンプラザでは今回が最後の公演で、全27曲を熱唱。

  自身初の千葉県を舞台にした最新シングル「九十九里浜」(発売・徳間ジャパンコミュニケーションズ)が、19年連続オリコンウィークリーランキングTOP10入りで総合8位、演歌・歌謡チャートで20作連続1位を記録し、ロンググヒット中のご当地ソングの女王・水森かおり(49)が25日、東京・中野区のサンプラザホールで「水森かおり メモリアルコンサート~歌謡紀行~」と銘打ったスペシャルコンサートを開いた。
 9月25日(デビュー年は1995年)はデビュー記念日で、毎年、この日にメモリアルコンサートを開催。一昨年は新型コロナの影響で中止となり、昨年は、コロナ感染症対策を徹底して2年ぶりに有観客で実施。今年は、入場制限なしに開催されることになった。

 この日からデビュー28年目を迎えた水森は、開演前、「コロナ禍で、今年も昨年に続いてこの舞台に帰ってくることができてうれしく思います。今年は、中野サンプラザ=立て替えのため、来年、取り壊しが決定=では最後のステージになりますので、感慨深いものがありますし、いつも以上に特別なメモリアルコンサートになりそうです。この中野サンプラザでのメモリアルコンサートが一番、回数が多いので、涙と笑顔に包まれた思い出いっぱいのステージです」と心境を語った。
 今年も大勢のファンが詰めかける中、前半は、最新曲「九十九里浜」をはじめ、シングルヒット曲から「東尋坊」「松島紀行」「鳴子峡」、昭和の名曲カバーから「港が見える丘」「テネシー・ワルツ」「ルイジアナ・ママ」「月影のナポリ」などを歌唱。後半は、「鳥取砂丘」のダンスバージョンをはじめ、昨年大みそかの「第72回NHK紅白歌合戦」に出場し、雪が舞う京都・清水寺からの生中継で歌った山口百恵の「いい日旅立ち」、9月21日発売の〝歌で旅するアルバム〟をコンセプトにした最新アルバム「歌謡紀行21~九十九里浜~」に収録のオリジナル曲から「化粧坂」「南紀白浜」などを披露。終盤は、デビュー曲「おしろい花」、シングルヒット曲から「瀨戸内 小豆島」「釧路湿原」、代表曲「鳥取砂丘」、最新曲「九十九里浜」、フィナーレは「明日への扉」など全27曲を熱唱した。

 「いい日旅立ち」では、「この衣装に袖を通すと、清水寺で歌わせていただいた大みそかの寒さと緊張感、胸がいっぱいの感動がよみがえってきました。あとは、たくさんの各地の美しい風景をロケで回ったのですが、そのときのスタッフの皆さんと寒い中、頑張った思い出がよみがえってきました」と、昨年の紅白を思い出しながら歌った。
 現在、最新曲「九十九里浜」が絶好調だが、「初めての千葉県の歌でして、作曲の弦哲也先生が千葉県のご出身で、やっと先生が千葉県の歌を書いてくださいました。今日は弦先生のお誕生日でもあるので、共に年を重ねる喜びもありますし、千葉県におじゃまするたびに『ありがとう』と(地元ファンが)言ってくださる言葉がとても励みになっています。これであと残る県は徳島県、福岡県、宮崎県の3県ですが、早く日本地図を塗りつぶせる日が来るのを楽しみにしています」。
 今年もあと3カ月あまりになったが、年末の紅白については「もし出させていただけるとしたら連続20回目の出場になりますが、今年もその舞台を目標にここまで頑張ってきたので、皆さんに恩返しができるよういい結果を出したい」と意欲を燃やしていた。
 また、来年で50歳という節目の年齢を迎える水森は「楽しみですね。等身大の歌が歌える年代になってきて、歌っていてとても楽しく感じます。自分のまわりにも生き生きとされている50代の方がいるので、そんな50代になりたい」と笑顔を見せていた。
なお、10月11日には石川県・金沢歌劇座にて、10月12日には福井県・フェニックスプラザにて、水森かおり・市川由紀乃ジョイントコンサートを開催予定。 

サンニュース    

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