■田川寿美が東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールでデビュー30周年記念コンサート
デビュー30周年記念曲の第36弾シングル「雨あがり」(詩・高橋直人、曲・幸耕平)=日本コロムビアから9月29日発売=がオリコン週間シングル演歌歌謡曲ランキングで初登場2位(10月11日付)を獲得して好セールス中の演歌歌手・田川寿美(45)が1日、東京・渋谷区の渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールでデビュー30周年記念コンサートを開いた。

開演前、「新型コロナという状況下、少しずつ歌手のイベントを行うことができるようになってきた中、田川寿美の30周年の節目にこのような機会をいただけたことに幸せを感じています」と目を細めながら「このさくらホールは初めてですが、とても上品で、心が通い合うようなちょうどいい会館をスタッフの皆さんが選んでくださったことにワクワクしています。私がデビューした平成4年からは随分と時代が変わってきましたが、演歌のこれからの動向がどんなふうになっていくのかが楽しみです。この30年の節目を自分の一つの区切りとして、新たなスタートを切るための感謝の集いのようなコンサートにしたい。全体を通してストーリーを感じていただけるような構成で、平成4年のデビューの時代背景から皆さんがその時々、応援してくださったご自身の時代と重ね合わせて感じていただけるきっかけになればいいですね」と大張り切り。
コロナ感染症防止対策のため、客席は半分の370人に限定して開演し、前半は、第28弾シングル「一期一会」をはじめ、オリジナルシングルから「心化粧」「倖せさがし」「恋はひといろ」、ペギー葉山のカバー曲「夜明けのメロディー」などを歌唱。中盤は、昭和の名曲カバーから美空ひばりの「ひばりの佐渡情話」、ビリー・バンバンの「白いブランコ」などをギターの弾き語りで披露。
後半は、1992年4月1日発売のデビュー曲「女…ひとり旅」をはじめ、第9弾シングル「哀愁港」、第29弾シングル「女の舟唄」、前作シングル「楓」、それに最新シングル「雨あがり」など全23曲を熱唱した。

昨年から今年にかけてコンサートやイベントが次々と延期・中止になり、他の歌手同様、大変な時機を過ごしてきた田川は「16歳でデビューしてずっと走り続けてきたので、コロナ禍の中で不安でしたけれど、逆に人としての時間を過ごすことができて、リセットできたような気がします。あのまま走り続けていたらどこかで息切れしてしまったのでは…。そういう意味では、心の安定と人としてささやかなことに幸せを感じたりしています。デビューして30年の間には、紅白や1カ月公演など大きな舞台も経験させていただきましたが、そのときはまだ自分の精神力が追いついていなかった。ただ引かれたレールの上で一生懸命だったんですけれど、これからは自分の意識をしっかりと持ちながら一歩一歩、歩いていける歌手を目指したいなと思っています。これから40周年、50周年に向けて演歌のスタイルも変わっていくことに期待しながら新しい演歌も歌っていきたい」と話していた。
11月17日には、ニューアルバム「田川寿美全曲集2022」の発売を予定している。
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