■長良グループ主催「第20回夜桜演歌まつり」が東京・杉並区で開催。山川豊ら全11組が競演、全24曲を熱唱
毎年恒例の演歌の一大イベント「第二十回・長良グループ 夜桜演歌まつり~熱唱 春の祭典スペシャル~都内23区・23年をかけて……」(主催・長良グループ)が4月11日昼夜2回、東京・杉並区の杉並公会堂で開かれた。
これは、演歌活性化を目的に毎年、桜の季節に都内23区を23年かけてまわろうと企画されたイベントで、2000年の北区(赤羽会館)からスタートして今年で20回目。
今回の出演者は、長良グループに所属の山川豊(60)をはじめ、田川寿美(43)、水森かおり(45)、氷川きよし(41)、岩佐美咲(24)、はやぶさ=ヒカル(32)、ヤマト(25)=、藤野とし恵(72)、椎名佐千子(36)、辰巳ゆうと(21)、それにスペシャルゲストの山本リンダ(68)、グッチ裕三(67)の全11組。
約1000席の会場は、昼夜ともに満席の中、出演者全員で昭和の名曲「東京ブギウギ」を歌ってオープニングの幕を開けた後、山川が「皆さんのお陰で『夜桜演歌まつり』も20回を迎えることができました。あと3回と思うとさみしいですが、最後までみんなで、誰一人欠けることなく23区を回りたいと思います。今日も最後までお楽しみください」とあいさつ。
それぞれの代表曲から辰巳が「下町純情」、水森が「鳥取砂丘」、山川が「アメリカ橋」、藤野が「重友一代」、氷川が「きよしのズンドコ節」、岩佐が「無人駅」、椎名が「ソーラン鴎唄」、田川が「花になれ」、はやぶさが「蜘蛛男のダンス」を披露。
続いてスペシャルゲストコーナーで、グッチが「最後のプロポーズ」、山本が「狙いうち」などを歌唱。
後半は、それぞれの新曲から辰巳が「おとこの純情」、はやぶさが「恋のすみだ川」、岩佐が「恋の終わり三軒茶屋」、椎名が「漁火街道」、藤野が「水無し川」、氷川が「大丈夫」、水森が「高遠 さくら路」、田川が「恋はひといろ」、山川が「今日という日に感謝して」、そしてエンディングは、出演者全員で同祭りのテーマ曲でもある山川の「夜桜」の全24曲を熱唱した。
また途中、同イベントの売り上げの一部を今年も開催区に寄付することになり、出演者を代表して山川から杉並区社会福祉協議会の常任理事・事務局長の井口順司さんに手渡された。
歌い終わって、氷川は「デビューの年の2000年(第1回)から毎年出させていただいていますが、1回目のときはデビューしてすぐのことで、緊張して、風邪も引いていたことを懐かしく思い出されます。山川先輩の『夜桜』という作品があったからこそこの『夜桜演歌まつり』ができたんですよね」、田川は「タイトル通り、桜の季節にできるのが一番いいですね。演歌のよさ、日本人の心を、改めてお客さんに喜んでいただけるのが何よりもうれしいです」、水森は「始まったときは、23年かけてというのがとてつもなく長い道のりだと思っていましたが、あっという間で、あと3回というのは感慨深いですね。令和の時代になっても変わらず演歌の心を皆さんにお伝えしていきたい」と話していた。
4月20日には、「長良グループ 演歌まつり in 沖縄」が沖縄県・コンベンションセンター劇場棟にて開催。
(サンニュース)
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