■杉山清貴が東京・かつしかシンフォニーヒルズでクリスマスライブ。サプライズで菊池桃子とデュエット披露
杉山清貴&オメガトライブとして1983年4月、「サマーサスピション」でデビュー。80年代のJ―POPシーンを席巻し、86年5月、「さよならのオーシャン」でソロデビューして今年で30周年を迎えたシンガー・ソングライター、杉山清貴(57)が9日、東京・葛飾区のかつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホールでクリスマス・スペシャルライブを開いた。
クリスマスコンサートは、今年が7回目で、同会場では5回目。「このホールでの鳴り、響きがアコースティックな編成の音に合っていて、毎年欠かせない会場の一つ」とお気に入りの場所で、約1300席の会場は、若い人から中高年まで幅広い年齢層のファンで満席の中、「メリークリスマス! 年に一度のこの時期の非常に気持ちのいい音を皆さんに届けにまいりました。今年の私の1年間は、ソロ30周年で、アルバム『OCEAN』と共に過ごしてきた1年でした。今日はクリスマスライブならではの選曲とアレンジで、最後までごゆっくりと楽しんでお帰りください」とあいさつ。
大ヒット曲「君のハートはマリンブルー」をはじめ、海をテーマにしたソロデビュー30周年記念の最新アルバム「OCEAN」(キングレコードから7月6日発売)から「River」「HEAVEN」「Umi―dori upon a sky」「あの夏の君と」、ソロデビュー曲「さよならのオーシャン」、アンコールで「最後のHoly Night」など全18曲を熱唱。
また今回、同アルバムにも参加し、その中の1曲「風の記憶」(詞・秋元康、曲・杉山清貴)を一緒に歌っている女優で歌手・菊池桃子(48)がサプライズで出演すると、客席は驚きの声をあげながら大喜び。
2人は以前、同じレコード会社に所属し、30年以上の盟友で、杉山は「今回のアルバムには、これから杉山清貴の音楽がまた新たに始まるという思いがあるんですけれど、その中でスペシャルだったのが菊池桃子さんとのデュエットです。彼女とはデビューが同じ時期で、僕らはオメガトライブで不良バンドでしたが、彼女は完全なるアイドルで、可愛すぎて、誰もが口をぽかんと開けていました」と初印象を語りながら「この曲のレコーディングは1回か2回か合わせただけで、桃ちゃんはめちゃくちゃ早かったよね」と話すと、菊池は「杉山さんがOKを出すのが早過ぎるんです。これでいいのかなと思ったくらいです。今日は、(生歌で聴いていただいて)さらにいいと思っていただけたらうれしいです」と笑顔を見せ、同曲を息もぴったりにデュエットし、ステージをさらに盛り上げた。
ソロデビュー30周年を振り返って「ソロになって最初の2年間は必死でしたが、曲のほうも楽しく作れたので、きついなと思ったことはなかった」そうで、サーフィンが大好きな彼にとって今年1年は「(多忙な毎日で)海に一度も行けなかったつらい1年でした(笑)が、『OCEAN』というとてもいいアルバムができたし、その制作にあたっては新しいスタッフと新しい風が入ったのがよかったなと思います。時には新しい風を入れるのも大事だと学びました」と話していた。
(サンニュース)
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