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三山ひろし 5周年記念コンサート 華麗な腰つきでダンスも披露!?

 2014年5月17日、東京・五反田のゆうぽうとホールで、三山ひろしさんが5周年記念コンサートを開催しました。

デビューから5年間の集大成 長編歌謡浪曲も披露

全国から駆けつけた熱いファンで客席は満員。ロビーは関係者やファンから贈られた花で埋め尽くされていました。

三山ひろし5周年記念コンサート 五反田ゆうぽうとホール

コンサートは、最新曲「あやめ雨情」で幕開け。

「本日はご来場いただき、まことにありがとうございます。2009年6月3日にデビューさせていただき、5年目を迎えられたのも、ひとえに皆様の熱い声援のおかげでございます。きょうは一曲一曲、一曲入魂で歌わせていただきます!」

と力強く挨拶。

「酔待ち酒場」「ダンチョネ港町」、そしてそれらのカップリング曲を披露し、続いて師匠である作曲家・中村典正氏の作品、「祝いしぐれ」「祝い船」「むらさき雨情」「男の港」を。

中村典正さんと、その妻であり歌手である松前ひろ子さんという2人を師匠に持つ三山さん。デビューする前は付き人として同行し、さまざまなことを学んでいったそうです。

「中村先生はたいへん口数が少ない方でいらっしゃいまして。僕が運転手で先生を車にお乗せしている間、40分間ほど一言も会話がないということもよくございました。また会話の二歩三歩先を読んで行動しなければいけません。先日も、先生が『きょうはマンボの調子が悪いんだよ』とおっしゃるので『マンボですか…?』とよくよく聞いたら、お掃除ロボットの「ルンバ」のことでした(笑)」

ステージのスクリーンで『ひろしのフォト日記 This is Japan』と題した写真も上映。一年のうち3分の2は旅先が占めるという三山さん、趣味は写真撮影だそうで、日本各地でシャッターを切った花や風景などの日本情緒あふれる写真の数々でした。

三山ひろし5周年記念コンサート 五反田ゆうぽうとホール

第一部の締めくくりには、忠臣蔵を題材にした長編歌謡浪曲「元禄花の兄弟 赤垣源蔵」を披露。紙吹雪が舞う中、見事な歌と節回しで歌の世界に引き込みました。この時身につけていたのは、この歌謡浪曲のオリジナルを作った三波春夫さんの帯だそうです。三波春夫さんの長女である三波美夕紀さんから贈られたものだそうで、「後生大事にしていきます」と語っていました。

真島茂樹氏がゲストに 三山さんを見つめる熱い視線にファンもヒヤヒヤ?

第二部では、まずファンからもらった手紙を朗読。「歌は上手いのだけど、歌に合わせて体を動かす時がぎこちないです。リズム感がないのでは?」という指摘に苦笑い。「なんとなく自覚しておりました、リズム感のなさ。それを克服するために助っ人をお呼びしました!」ということでゲストに登場したのは、ピンクのスーツを着た真島茂樹氏。あの「マツケンサンバ」の振り付けをしたことで知られる振付師です。

ここで、スタジオで真島先生が三山さんに直接指導したレッスン風景を収めたビデオを上映。
リズムに合わせて腰を動かしたり、ステップを踏んだりという動作が苦手な三山さん。真島先生が手とり足取り教えつつも悪戦苦闘。

「真島先生、どうですか僕のダンスは?」「そうねえ、田んぼの中で麦ふみしている感じ」

三山さんのぎこちない動きと、三山さんにぴったりくっついて「可愛いわねぇ」と見つめる真島さんのどこか怪しい目つきに、会場は大爆笑でした。

そんな真島さんがステージ脇で見守る中、特訓の成果を見せるということで「恋のメキシカンロック」「お嫁サンバ」「勝手にしやがれ」を、女性ダンサーと共に、華麗な(?)ステップを踏みながら披露。

三山ひろし5周年記念コンサート 五反田ゆうぽうとホール

真島氏は「最高の出来だった!本当にいい好青年ですね。まさにこれからの演歌を引っ張っていく方。好きになっちゃった」と大絶賛。三山さんは「難しいですね。僕がやると、地団駄を踏んでいるようにしか見えませんものね」。

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さらに「名曲イレブン」と題したコーナーで、「憧れのハワイ航路」「大利根月夜」「宗右衛門町ブルース」「愛燦々」など、昭和歌謡の名曲を11曲連続で披露しました。

恩師2人への感謝… ファンの声援に涙ぐむ場面も

三山ひろし5周年記念コンサート 五反田ゆうぽうとホール

最後のコーナーでは、ファンもびっくりの、全身が銀色スパンコールで覆われたスーツ衣装で登場。

「まだファンクラブに入っていない方、ぜひ今日から三山ひろしのファンになっていただきたいと思います。今日来てくださったお客様が、もう一人ずつ連れてきてくださると、ここの倍の大きさの会場でコンサートをやれます。その人たちがさらにもう一人ずつ連れてきてくださると…最終的には武道館でできるんじゃないかと(笑)」

三山さんは、感謝を込め、客席にいた師匠、中村典正氏と松前ひろ子さんをサプライズで紹介。弟子の晴れ舞台を見守っていた2人は立ち上がって客席を振り返り、深々とお辞儀をされていました。

客席で無数のペンライトが揺れ、歌のフレーズに合わせて「ひろし!」と声援が飛ぶ中、「人恋酒場」「女に生まれて」「男のうそ」を歌唱。三山さんは、熱い声援に感極まったのか、思わず涙ぐむ場面も。アンコールに応えて、最後にもう一度最新曲「あやめ雨情」を歌いました。

「日本と言えば演歌、演歌と言えば…」「(客席)三山ひろしー!」「…と言われるように、これからも頑張ってまいります。本日はまことにありがとうございました!」

5年間の成長ぶりが詰まった盛りだくさんなコンサート。ファンの皆さんも大満足だったのではないでしょうか。

ロビーでは、CDはもちろん、Tシャツ、ジャンパー、ペンライト、キーホルダー、さらには出身地・高知の名物「芋けんぴ」まで、様々なオリジナルグッズが販売され、大人気でした。




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