■辰巳ゆうとが明治大学・中野キャンパスで国際日本学部の生徒たちを前にして講義に初挑戦。演歌について熱弁
昨年1月17日に「下町純情」(発売・ビクターエンタテインメント)でデビューし、その年の「第60回日本レコード大賞・最優秀新人賞」をはじめ、数々の賞を受賞。3月27日発売の第2弾シングル「おとこの純情」もオリコン週間ランキング初登場10位、演歌・歌謡曲ランキング1位を獲得し好セールス中の現役大学生演歌歌手・辰巳ゆうと(21)が4月18日、東京・中野区の明治大学・中野キャンパスで初めての講義を行った。
これは、明治大学から大学4年の辰巳に、彼と同世代の学生たちに「クリエーター・ビジネス論」の講義の中で、演歌をテーマに話をしてほしいと依頼され、実現したもの。
国際日本学部の生徒、約100人を前にして、辰巳は「僕は小さい頃から演歌が大好きで、祖父母に教えてもらって演歌を聴いていました。その頃は他の子もみんな演歌を聴いているものだと思っていたんですが、小学校に上がって初めて同年代の他の子は演歌を聴いていないことに気づいたんです(笑)。その後も演歌は好きで聴いていて、中学1年の時に現在所属している事務所主催のカラオケ大会に出場した際に声をかけていただき、高校の頃からレッスンに通うようになりました。大学進学と同時に上京して、大学2年生の頃に1年くらい下町を中心に演歌のストリートライブをやっていました」と自分のプロフィールを紹介。
その後、演歌の大ヒット曲から1972年の「女のみち」、75年の「昭和枯れすすき」、83年の「さざんかの宿」、87年の「命くれない」をみんなで聴きながら演歌について語り合い、当初、予定していなかった自らのデビュー曲「下町純情」をアカペラで歌う場面では、大きな拍手が送られた。
質問コーナーでは、辰巳からの「僕も21歳なので、同年代の方にも演歌を聴いてもらいたいと思っているのですが、どういう演歌だったら聴いてみたいですか?」という質問に、2年の女子学生は「演歌の歌詞がわかりにくくて、もう少し若者向けというか、わかりやすく歌いやすい歌詞にしたらいいのでは…」と答えた。
それに対して辰巳は「そうですね。いま流行っている歌というのは、感情をそのまま歌詞にしている曲が多いと思うので、歌詞をわかりやすくするのは若い方にも演歌を聴いていただくうえで大切なことだと思います」と同感。
講義を終えて、辰巳は「このお話をいただいたときは、同じ大学生の自分が講義などできるのかなと緊張と不安はありましたが、どんな話ができるのか楽しみでもありました。同年代の人と演歌の話をする機会というのは初めてだったので、すごく楽しかったです。
いつもは講義を受けている立場なのに、今日は教卓のところに立ってしゃべっている自分が何か不思議な感じがしましたが、生徒の皆さんが最後まで真剣に聞いてくださったのでうれしかったです。これからも同年代の方々にも聴いてもらえるよう、誠心誠意歌っていきたいと思います」と話していた。
この後、4月20日、沖縄コンベンションセンター劇場棟で開催の「長良グループ・演歌まつり2019 in 沖縄」に出演。来年3月21日には、東京・浅草公会堂でセカンドコンサートを開く。
(サンニュース)
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